【学校経営と学校図書館8】【図書館資料論8】

2010年6月4日金曜日

授業用メモ

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【学校経営と学校図書館8】
テーマ:学校図書館の施設と設備

学校図書館のレイアウトがわかる図面を
ネットで探してみたけど、わかりやすいものが見当たりませんでした。

こんなこともあろうかと、
事前に『日本図書館協会建築賞作品集―1985-2006 図書館空間の創造』を図書館にリクエストしておいてよかった!

で、これを見ると
学校図書館として受賞しているところはほとんどなかったんですが
中央大学附属高等学校図書館(p172-173)の図面が見られます。

ただ、どうみても市立図書館クラスの建築物っていうか…。
平均的な高校の蔵書数ってたしか2万冊程度だったと思うんですが
11万冊までいけるような規模ってのは学校図書館と考えるべきか少し悩みました。

図面には気になるところがいくつかありますし、面白いからよしとしました。
・吹き抜けで開放感がある
・和室(畳の部屋)らしきものがある
・視聴覚室が広い(14列×12人?)
・教室がある(閲覧室とは別フロア)
・保健室がある
・録音室がある

どんな使い方なんだろう。とても気になります。

webサイトで現在の様子も拝見してみたんですが、
受賞時(1986年)とはレイアウトに変更がありそうです。
利用者用パソコンも80台ほど導入されているようですしね。
どこに置いたんでしょうね?

気になりますね。お願いしたら写真撮らせていただけるかな…?


参考資料
・JIS A 0150 建築製図通則 に建築に使う記号がいろいろ載っているらしい。
残念ながらうちの大学にはJIS XとJIS Cしかないから確認できませんでしたが。

設備面の話をするときに参考になるのは
株式会社金剛さんのwebカタログです。
2008年の図書館総合展だかで免震書架を拝見した時の衝撃が思い出されます。

専門メーカーとしてのノウハウ、製品情報>図書館設備・用品
保管・収納什器(製品)>自動書庫
免震システム>免震書架>動画

このあたりを見せながら、知識を深めてもらいました。
学校図書館では予算的にもスペース的にも難しいし、
それほどの設備は必ずしも必要ないけれど、面白かったからね。
カタログを見る授業があってもいいと思うんだ。

そういえば「KONGO BOOK ROBO」の動画ってあったかな?
あればぜひ見たいところです。


【図書館資料論8】
テーマ:図書館における資料の選択・廃棄・評価1
資料の選択についての話。
資料収集方針、資料選定基準、
要求論・価値論、ブラッドフォードの法則、インパクトファクターなど。

参考資料
千代田図書館の資料収集方針の例を抜粋して読ませてみる。
他にもインターネット上で収集方針を公開しているところは数多くありますが、
すっきりまとまっている気がしたので。
図書館の自由について勉強した後の方が
理解が深まるかもしれないけどね。

・ブラッドフォードの法則
pptで手抜きシンプルアニメを作って概要を説明。
それを紙に印刷した時のカオスっぷりを直すのは今後の課題。
正しく理解できているという自信を持てるなら
この場で公開するんだけどね。
数値的な部分に気にかかることがありまして公開は見送りです。

・トムソンサイエンティフィック社『研究評価のためのビブリオメトリックス手法早わかり』
素晴らしきかな非売品。諸事情により持っております。
インパクトファクターの計算式、
そしてその使いどころや問題点などを説明するために活用させていただきました。
最初に「論文」とはどんな構造か、その引用とは何か、
というのを図示してみたけど、
やはり学生には分かりにくかったようで。
大学図書館関係者でインパクトファクターを知らない人もいっぱいいるし、
公共図書館のための資格である「司書」がわからなくても
しゃあないかなー、と思ったり思わなかったり。

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自己紹介

自分の写真
ある日突然図書館司書資格関係の科目を教えることになり、司書と司書教諭の必要科目の大半を担当していました。次に図書館関連の道具を販売したり建築・改築をする仕事に転職し、図書館の機械化部門で図書館システムやらIC関係の仕事をしました。現在は大学図書館の司書(大学病院図書室、電子資料契約、RDM等の担当)として勤務。 ブログは教員のころに始めたものなので、当時からするとコンセプトは大きくずれているけど、まあよしでしょう。 博士(図書館情報学)。

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