2010年7月31日土曜日

Q:学校図書館に児童・生徒・教員を惹きつけるための、未だかつてない斬新な企画を考えなさい

※ただし図書館の役割は無視しないこと。斬新さは教員が驚くかどうかで判定。


学校経営と学校図書館の期末テストおまけ問題
(単なる加点要素。これを解かなくても満点はとれる。)として
学生に自由なアイディアを出してもらいました。
もちろん単なる加点要素だから採点はなんとなくつけるよー。


○既にありそうな気もする企画
・児童&教師で作成したクラス対抗オリジナル絵本コンテスト

・昼ご飯時に校内放送で新刊案内

・怪談朗読会

・ブームが過ぎて日の目を見なくなった本(特に無駄な複本など)を
 ILLにより集めて、読書会を行う。
 (資料の再利用方法として興味深い。
  ハリーポッターとかどうなったんだろう。)

・貸出回数によってポイントをつけ、
 ポイントがたまったら禁退出資料が借りられる権利を贈呈。
 または貸出期間2倍権、貸出冊数2倍権など。


○興味深い企画
・図書館で魚を飼育する。
 飼育方法に関する本などを一緒に置いておき、
 その生態を観察させた発表会をなど催す。
 何度も図書館に足を運ばせることをねらう。
 (始めるにあたってぶつかる困難は小さそうだし
  これは!と思ったけど、他の学生いわく、
  実際にやってる学校があるらしい。効果の程が気になります。)

・各クラスに蔵書目録(子ども用/紙ベース)を用意する。
 目録は、
 タイトル、ジャンル(主題)、対象年齢から引けるように。
 かつ資料を読んだ後に、
 感想や心に残った絵を書き込めるスペースをつける。
 教員にも参加してもらったり、共感をしてもらいたい。
 (現実的な労力を別にすれば、かなり気になる企画。
  作業量は技術力でカバーできる日が来るかもしれないし。
  コミュニティサービス的な感覚と考えるとしっくりくる。
  クラスが仲良くなる上でも興味深い案だと思います。
  数か月ごとに目録を各クラスで交換しても面白いかも?)

・ブックトークをジャ○ネット○かたに、
 ストーリーテリングを森本○オに依頼する。
 (現場で立案したら怒られそうな企画。
  しかしこれはこれで見てみたい…!)



必ずしも今の段階で現実的じゃなくても
問題が解決すれば実現するかもしれないし、
アイディアだけは持っておくと楽しいよね!



そういえば「企画」に関しては
無体財産権による規定とか聞いたことがないけど、
一応これらの企画関連に権利があるとしたら
それは考え出した学生に帰属することを明記しておきましょう。

2010年7月27日火曜日

普通の人と広報

「単位くれよ!」という学生と
「だったら単位だす理由くれよ!」という教員の
微笑ましい攻防がぼちぼち始まり、これが片付けば夏休み突入です。

夏休みにやらなきゃいけない仕事と勉強は山ほどありますが、
そんなことより以前から気になっていた
「図書館員体験、一日図書館長のbefore→after観察日記」という
手間がかかりそうな企画が
実現可能かをGoogle先生に尋ねてみました。

だいたいこんな感じ。

○対象者
 ・有名人または小・中学生がほとんどで、
  意外にも「普通の大人」を対象にはしない。

○企画の意図
 ○有名人の場合
  ・マスメディアパワーを使いながら図書館の存在をアピールする
  ・話題性が必要なので有名人,キャラクターなどを起用
  ・マスメディアに魅せるための仕事を少しだけ。
   そしてささやかな感想。

 ○子ども(特に小中学生)の場合
  ・教育の一環としての職業体験
  ・読書振興のため
  ・図書館利用教育の振興


うん、なんかね、
専門的な業務の体験企画ではないらしく、
図書館側の準備裏話に驚かされるということもなさそうだし、
図書館の広報誌に載っている情報以上のことは
取材をしても出てこなそうな香りが漂っているんですよね…。
(各地の図書館員体験系企画の
 タイムスケジュールを見比べたら卒論くらいにはなりそう)

よってこの企画はイマイチな気がするので
一時保留にして、ひとまずここにメモだけ残しておこう。



個人的には、

一般成人に専門的な仕事を体験させる→
図書館の裏側は高度な知識が支えていると認識→
クチコミや書き込みで図書館員の裏側の仕事が広まる→
図書館員すごい(立場向上)

こんな効果を期待して
「一般人の図書館業務初体験生中継」とかやってないかと
期待をしていたんですが。(すごく見たい)

探し方の問題かもしれないから、もう少し頑張ってみるかな。


サクラという仕事は
「"自分と同種の者"の動きは正しい気がする、
しかもその数が多ければ多いほど正しい気がする」
と感じる人間の習性があるから成立するんだろうと考えると

"一般の人が一般の人であること"を重視した取り組みとか
広報的におもしろそうだと思うんだけどなー

2010年7月20日火曜日

【学校経営と学校図書館14】【図書館資料論14】

【学校経営と学校図書館14】
テーマ:学校図書館の基準
各種基準に目を通しつつ、使いどころについて考える授業。
学校図書館の司書教諭になった同級生が
いろいろと悩んでいたので、
学生のうちにその存在をしっかり理解してもらおうかと。

読んだのはこのあたり。
・学校図書館評価基準
・学校図書館施設基準
・学校図書館図書標準
・学校図書館メディア基準
・学校図書館図書廃棄規準
・情報メディアを活用する学び方の指導体系表


【図書館資料論14】
テーマ:図書館資料と技術(RFID中心)
RFID、ICタグ自体は別に図書館だけの話でもないし
図書館資料論で触れる話かどうか悩むんだけど、
基本的には資料の取り扱いに関連する使用法が多くなるので
図書館資料論で触れることにしました。


・港区の図書館にIC図書館全導入(4分半)



図書館専用IC(TRC)
まんなかの地図みたいなとこをクリックすると楽しいし、よくわかる。


・Automatic Library Sorting using RFID(1分半)

図書館の中の映像はいろいろあるけどなんとなくこれを採用。


・Take a Seat(大人気のRFIDによって動く椅子の動画)



NYPL the sorter
従来よりすごいらしい。

その他参考資料:
図書館におけるRFID導入のためのガイドラインとかも合わせてメモ。

あと利点などについては図書館とICタグとかが
薄くてわかりやすくていいですね。


返却・出納効率ということで言えば
Book Roboが気になるんだけど、映像が見当たらなかった。
探してみて見つからなかったら撮影交渉をお願いしてみようか…。

2010年7月19日月曜日

【図書館史14】【情報サービス概論14】

【図書館史14】
テーマ:現代と今後の図書館
図書館の協力体制や資料電子化の話。

ファーミントンプランとか全米集書目録計画(NPAC)とか、
IIB→IID→FIDという謎の記号とか、
IFLAのコアアクティビティの話とか。
もちろんそんなに詳しい話はしないけども。

あとはデジタルデバイドが心配な学生たちに
・プロジェクトグーテンベルク
・青空文庫
・Google booksあたりを紹介しておいた。
図書館が今後変わっていきそうだ、
資料なくなるんじゃね?
という感覚を持ってくれればそれでいいかなと思います。


【情報サービス概論14】
テーマ:情報サービス環境の変化
メールやチャットやTwitterによるレファレンスや
レファレンス協同データベース、
Googleのサービス一覧に書かれる機能、RSS、amazon、
はてなブックマーク、次世代OPAC、なんかの話。

図書館員がwebサイトの利用法を教育する時代はもう来ている、
と個人的には思っております。
すくなくとも、
文系ビジネスパーソンのためのウェブ力最大化計画
という本を先日読んで、それを強く感じました。
間に図書館が入った方がもっとうまく行くのではないかと。


次世代OPACに関しては
「次世代OPAC」への移行とこれからの目録情報 (特集 [日本図書館研究会]第50回研究大会)
 (こないだブログのどこかに著者の先生が講演された動画を貼りましたが)
メタデータの現在を読むといいかもしれません。

以前図書館のシステム会社の方とお話をした時に、
「よく次世代OPACを搭載したいとか言われるけど、
 何がやりたいのかはっきりわからないから困る…」みたいにぼやいていたことが思い出されます。
まだ日本ではもやもやした概念なんでしょう。
「次世代」という用語も相対的すぎるから今後変わりそうだし。

ちなみに僕の中で「次世代OPAC」は
「amazon+google+はてなブックマーク+メタサーチエンジン」に
図書館世界のFRBR理論を足したもの、という認識です。

そらOPAC不要論もでるわ、ってくらいwebの話。
どうなるのか興味深く眺めておりますよ。

【資料組織概説13】

【資料組織概説13】
テーマ:MARC
MARCの歴史、レコードとフィールドという概念、
外形式・内形式の記載内容、JAPAN/MARCフォーマットを読む、
そんな授業。

中途半端に概念だけ説明すると
逆にさっぱりわからなくなると判断したため、
1レコード分のデータ例と
JAPAN/MARC 2009フォーマット(平成21年度以降) ※PDF を
まるまる使って、どこに何が書いてあるか考えさせてみる。

やってることは「設計図」と「完成物」の比較だから
最悪の場合、バックボーンなしに知恵だけで理解は可能かもしれないという話。
パワーポイントにアニメーションつけて動かしながら説明したし、
なんとなくは理解をしてもらえたと思ってはいるけど
それが確認できるのは、実質テスト結果からだからな… 

もっと学生は質問をバリバリ寄こしてくれればいいのに…

【学習指導と学校図書館13-14】

【学習指導と学校図書館13-14】
テーマ:NIE(教育に新聞を)
NIEの動向や方法や授業案などを見て、
学校図書館はどう関わっていけるのかを考える。

参考資料:
・NIEの全体的で簡単な話については、
 http://nie.jp/を見るといろいろ書いてあります。

 特に見ておきたいのはNIE実践の前後を比較した
 「第4回NIE効果測定調査」2005※PDF とか、
(事前と事後で調査人数が違いすぎる…?)
 NIE実践の実態調査 2008 ※PDF とか。

新聞を取り巻く環境については
日本新聞協会 Pressnetなども見ました。

あと普段スルーしがちかもしれないけど、
asahi.comなどのネット版記事は、NIE用のワークシートがついていたりします。
その他にもセミナーをやっていたり、出前授業をやってみたりと
当然ながら新聞社は積極的。

そんなわけで図書館が何もしなくても
NIEは成立する気がしないでもないんだけど、
図書館では「記事を探す」という支援ができるだろうし
その訓練だけはしておかなきゃと思ったわけです。

本当は日経テレコン21、聞蔵Ⅱビジュアルなどの
有料のデータベースが使えたりとか、
各新聞社が出すCD-ROM版があればよかったんだけど、
うちの大学にはないし…。

せっかくなので学生たちには「縮刷版」を使って記事の探索をさせてみる。
記事の再現性は縮刷版がいいんだろうけど、
「保存重視」でなければ電子データの方がよさげです。

あとNIEの事例に関しては
日本NIE学会編『情報読解力を育てるNIEハンドブック』,明治図書,2008
日本新聞教育文化財団NIE委員会編集『NIEガイドブック 総合的な学習編』,1999(販売終了)あたりを使ってみました。

『情報読解力を育てるNIEハンドブック』の
「株式欄を活用した株式学習ゲーム」はおもしろそうだと思いました。
「漫画・写真コーナーを使った方法」の5コマ目予想とかもユーモアのある遊びとしてはおもしろそうです。


個人的には教育効果に関して
「効果が高いとまでは言えない」という感じがあるので
来年はもう少しそのあたりを踏み込んで調べてみようかな。

2010年7月12日月曜日

【学校経営と学校図書館13】【図書館資料論13】

【学校経営と学校図書館13】
テーマ:学校図書館の評価
評価の計画とか、評価の観点、評価の方法などは
図書館経営論、図書館資料論のテキストを読んだ方が
詳しく書かれていたりするのでそちらを参考に。

根本的な問題として
「○÷△」という式を「△が1あたりの○の数」として認識して、
その意味するところを考えることができる人の方が少ないというのは
残念な話だったりします。
それを訓練するのも仕事のうちかもしれないけど、
なんか違うような気がしないでもない。

まあ、全国SLAの「学校図書館評価基準」も
使いやすそうな形してるし、
ルーチンとしてこなすうえではそんなに問題ないかもしれないけど。


【図書館資料論13】
テーマ:図書館の自由
図書館の基盤にある図書館の自由とは。

参考資料:
とりあえず大事な原典。
図書館の自由に関する宣言 1979改訂版
(※学生に読ませると15分かかるということが分かった。)
図書館史のテキスト(JLA,2010)によると
「山口県立図書館問題」などが改訂に影響を与えているらしい。

Library Bill of Rights


そしてこのジャンルの解説をしている類似の資料は何冊かあるけど
図書館の自由に関する事例集,日本図書館協会,2008
が新しかったので使ってみました。

この資料は目次を配るだけでも面白かったりしますが、
とりあえず、いくつか取り上げて何が問題なのか考えさせてみたりしました。
「図書館の役割」を理解していないため何がどう問題なのか理解できない
という様子もちらほら見受けられたのでそこは今後の課題。

それにしても今回不覚だったのは、授業が7月8日にあったのに、
7月9日に「耳をすませば」が放送されるのをすっかり忘れていた点です。

上記資料の中に
・映画「耳をすませば」における読書記録の残る貸出方式の問題
というのが載っております。

大雑把に書くと、
「ニューアーク方式の貸出はプライバシー保護の観点から問題がある」ってことで
JLA側と製作者側(スタジオジブリ)がやり取りしたよ、という話。
そして、その結果が作品中のセリフにほんの少しあらわれているという…
(該当個所はヒミツ)

個人的には全然重要な問題だとは思わないけど、
「話題性」という点でこの絶好の機会を逃すとは…不覚…!

ドラマ「相棒」の話も食いつきやすそうだったもんだからつい…。



あと最後に公共図書館がフィルタリングを行うことは妥当かどうか
学生に少し考えてもらいました。
観点は説明したけど答えは出していません。
現場の人間ではない僕の立場において、
大事なのは論拠であって答えではないと思っています。
ずるいかもしれないけど
「教員」という立場を持って発言をすると
それをそのまま鵜呑みにする人が多くて気がのらないのです…。

しかし参考記事を「探させて」(←重要)ディベートをしてもよかったかな。

【図書館史13】【情報サービス概論13】

【図書館史13】
テーマ:昭和・平成の図書館
1950年前後から現代あたりまでのお話。
図書館の自由に関する宣言、中小レポート、
市民の図書館、図書館員の倫理綱領、
公立図書館の設置および運営に関する基準(報告)
NPM,PFI,指定管理者あたりは押さえておきたいところ。

それぞれについて深く掘り下げている時間的な余裕がないため、
特に参考資料等は使っておりません。

それにしても
日本の図書館についてはJLAのテキストを使いたいけど
他国の図書館史については樹村房のテキストを使いたいという悩み。

2冊買わせるのは忍びないんだよなー
来年どうするかなー(来年も続けられればの話だけど)


【情報サービス概論13】
テーマ:レファレンス資料の評価
どのような資料がレファレンスサービスで役に立つのか、
類似資料との比較を行う際のポイントとは何か。

よく使われる資料の紹介もするけど(テキストを参考に)、

とりあえず作業メイン。
レファレンス資料を各自で選び、
機能(索引等)、見た目(図版の有無等)、価格、
収録件数(とポリシー)などを把握し、
他館の所蔵、類似資料との記載内容の比較を行い、
購入や更新をすべき資料かどうか検討してね、という課題を出す。

学生がめんどくさそうな顔をするのは言うまでもなく、
学期末は「来週までのレポートが5本出されましたぁ(泣)」とか
悲痛な叫びも聞こえてくるわけで。

甘い蜜(加点)つけてあげても良かったかなぁ。

2010年7月9日金曜日

【資料組織概説12】【図書館概論12】

【資料組織概説12】
テーマ:目録の作成
書誌記述の精粗(個人的にはレベルという表現がしっくりくる)、
書誌単位、FRBRモデルについて。

書誌記述の精粗はの第三水準での記入項目とその意味を説明。
頑張って表みたいなもの作ったよ。

書誌単位は基本的に教科書読んで説明。
黒板にいろいろ書いたりもしたけど、
来年があるなら写真か動画などでわかるようにしておきたい。

あとFRBRモデルは
和中幹雄・古川肇・永田治樹訳『書誌レコードの機能要件
IFLA書誌レコード機能要件研究グループ最終報告
(IFLA目録部会常任委員会承認)』,日本図書館協会,2004

がPDFでIFLAのアーカイブの中に丸ごとあったようでお勉強させてもらいました。

本当は図3.1の、よく見る図だけでなく、
図3.2、図3.3まで説明出来たらいいんだろうけど
僕自身の理解が不確かな状態だし、
テキストでもその程度にしか書かれてなかったし、
学生は実体関連モデルも知らない状態だし、
ということで今回はそこまでやりませんでした。
うーん、来年があったとしてもやらない…かな?

もちろん例を挙げながら説明するんだけど
自信を持って伝わったと言えないモヤモヤ感…。

平成21 年度 京都大学図書館機構 第2回講演会 の
基調講演:帝塚山学院大学 渡邊隆弘 准教授の動画(↓)
の後半で触れられていたりしますが…



【図書館概論12】
テーマ:図書館の歴史(西洋)

資格としては1単位7回で足りるだろうに
なぜか2単位15回なうえ、なぜか図書館や司書と無縁な
看護学生たちに対して普段から図書館史の授業をおこなっているので
適当に流用してまとめておいた。
来週は日本編。

【学習指導と学校図書館12】

【学習指導と学校図書館12】
テーマ:学校図書館と著作権
著作権の基本的な話から新しい話まで。

参考資料:
日本図書館協会著作権委員会編著『学校図書館の著作権問題Q&A』,2006
出版年からわかる通り平成22年1月1日施行の改正著作権法には対応していません。
そんなに大きく気にする必要はない気がするけど、
来年は論文を探すなりして補強が必要かもしれない。
内容は「著作権の基本」(どのような権利があるか、制限があるか)や
具体的な学校でのシーンが問題になるか否かをQ&A形式で解説というもの。
ページ数が少ないから、学校関係者はサクッと読んで
丸めてポケットにでも入れたらいいよね。
(罰あたりだけど、いつも手元に置いておきたいという意味で)

特定非営利活動法人「eラーニング教育開発センター」著作権理解度クイズの初級 

あとはどこかの授業で使った材料も。

政府インターネットテレビ
違法?合法?ダウンロードにご注意!〜著作権法改正

簡単に分かるクリエイティブ・コモンズ
…やっぱ音ズレしてる?

これらの資料だけでなく、
文化庁のページから自由利用マークとEYEマークなんかも触れました。

内容が多すぎるかな…。
映像を見なけりゃいいんだけど…。

教員採用を受ける学生たちに話を聞くと、
どうも著作権的な問題がペーパーテストで出るらしいので
触れておいてよかったとのこと。だからこれは来年も削らない。
でも授業方法は改善が必要かも。

2010年7月2日金曜日

【図書館資料論12】

テーマ:出版流通の変化と電子書籍
オンライン書店、大型書店、POD、電子書籍などの話。
出版流通の新しい事情はテキストを使ってられないからねぇ。

学生のほとんどがAmazon使わない、
大型書店行ったことない(でも本屋には行く)、
電子書籍使わない、iPad触ったことないということで、
体験と結び付けにくい状態であることがよくわかりました。

参考資料:
責任販売制度はこの記事がわかりやすかった気がします。
出版8社が「責任販売制」を導入 懸案の返品率抑制に期待
Google使って資料を探すときにも、期間を指定する小細工とかをします。
ニュース記事はできるだけ新しい方が使いやすい場合が多いし。


オンデマンド出版についてはこういう機械も押さえておきましょう。
Espresso book machine


日本語で解説が必要ならこちら。
CNETJAPAN フォトレポート:米のグーグル本社で「Espresso Book Machine」を見学してみた

電子書籍の市場動向としては
株式会社インプレスR&D
【調査発表】対前年度比約131%に拡大、うちケータイが86% 電子書籍の市場規模 464億円(2009年7月8日)
がいいですね。
さすがに前年比2倍以上の成長は止まったみたいです。
たぶん近日中に今年版が出るんだろうけどタイミングが合わなかったな。
さて伸び率は100%を割るのか!?

東京ITニュース 電子ペーパー デジタル文房具


東京ITニュース 離陸する電子書籍市場 Kindle iPad 講談社


東京ITニュース Google ブック検索〜日本の書籍への影響


そして時系列に注意しながら
INTERNET Watch 出版流通対策協議会、Googleブック検索の和解案離脱を説明(2009.9.2)
を投下です。
さて、日本はどうなるかね。

東京ITニュース 電子書籍の推進 内藤正光 総務副大臣 インタビュー


やっぱり東京ITニュースはおもしろなー。
短い時間なのにすごくまとまってるしなー。


ちなみに図書館として抑えるべきなのは、
上の動画で総務副大臣も述べている、
経済産業省 デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会(第1回)配布資料
平成22年3月17日開催
に掲載されている資料のうち、
資料4(3) 国立国会図書館・長尾館長提出資料(電子書籍の配信利用における図書館サービスの位置付け(※PDF1枚)
でしょうね。
資料4(2)を見るとその意味することはわかります。


実現したら図書館員の役割は大きく変わるんでしょうね。
コンピュータの管理と権利関係の管理がメインになるのかな?

【図書館史12】【情報サービス概論12】

【図書館史12】
テーマ:昭和初期(1952年頃まで)の日本の図書館

どんどん関係ない資料を紹介する授業になってるけど
きっちり授業はやってます。参考資料をあまり使わないだけです。

話題のタネ:
マンガで読破 シリーズ一覧
教養のためにマンガでもいいからぜひ昭和初期の文学も読んでね、と。

国立公文書館デジタルアーカイブ 日本国憲法の御署名原本 

参考資料:
占領期における図書館政策の推移―CIE関係文書による
テキストに反映されている部分もあるし、
読まなきゃいけないというほどではないけど、
簡単に見られる素材としてちょっと読んだりしました。
でもクロフツ大佐とか書かれてもピンとこないよね。

あと国立国会図書館の成立について、
国立国会図書館のウェブページに載っている沿革では
1872年(=文部省書籍館)から書かれているけど
JLAのテキストによると、
『1872年の文部省書籍館と1875年の東京書籍館とは蔵書が繋がっていない』と
書かれているし、さてどうしたものかと思ったのは内緒。

そして近代史より古代が楽しいことを再確認した!


【情報サービス概論12】
テーマ:索引語とシソーラス
【資料組織概説7】と同じ。

ただし、こっちの方が
使い方に関する説明なども入れるぶん少し丁寧。

データベースを使って検索するところも見せたいけど、
環境が… だって環境が… 

【資料組織概説11】【図書館概論11】

【資料組織概説11】
テーマ:目録規則の変遷と記載事項,用語の説明
目録規則とは何か、その歴史、記載項目(ISBD、NCR1987改訂3版準拠)

目録規則の変遷はテキストの内容を説明するだけで
じゅうぶんかと思ったので
特に外部の資料はなし。

記載項目については
ISBDで定められた記載項目が一目でわかる表を作った。
(第1から第3水準対応)

あと目録関係の用語として
統一タイトル、アクセスポイント、CIPなどの説明をおこなう。
それと典拠コントロールの話を説明するのに
人名典拠録を見せてみた。

この用語の覚えにくさが
学生にとって鬼門だろうことがよくわかる授業です。


【図書館概論11】
テーマ:図書館協力とILLネットワーク
図書館同士の連携協力とネットワークの話。

図書館経営論とか図書館サービス論のテキストを見ながら
構成を練る。

図書館同士の協力はそれなりにわかるけど、
自分が類縁機関との協力体制を詳しく理解してないことが授業後によくわかりました。
このあたりはテキストにもあまり書かれていないので
来年は論文を探すなり、現地取材をするなどして
対策をうちたいところ。

参考資料として特筆するのは
埼玉県図書館協会公共図書館部会図書館ネットワーク専門委員会
『平成20年度図書館ネットワーク専門委員会研究報告書』,2008
という灰色文献な資料から「資料相互利用に関する協定」を
読ませたくらいでしょうか。

いやー、千葉県の県立図書館にあったから使っちゃたー。
本当は大学のコンソーシアム契約書とかでもよかったんだけど
それは専門資料論で使うことにしましたので。

どんなルールを事前に決めなければならないのかが
よくわかる資料なので気になる方にはぜひ進めたいところ。

そのほか、初の授業参観(Faculty Developmentのため大学が企画)で
緊張していたため授業がグダグダしていたのは
許していただきたい…。