2010年5月31日月曜日

【図書館史7】

【図書館史7】
テーマ:近現代(20世紀あたり)の社会的背景
ビデオをみて過ごす気満々。

参考資料はこちら。
『映像でつづる20世紀世界の記録』の2つ。
14(1944-45):ファシズムの崩壊
30(1987-90):地球時代の幕開け

近代の図書館の話に入る前に、基礎的な教養を身につけようってことです。
でも結論から言うと失敗だった。
既に歴史を知ってる人じゃないと
見てても何なのかさっぱりわからないというか、
映像を使って淡々と事実を教えてくれるビデオだったため、
教養を深めるためには使えるけど、
教養を身につけるとっかかりにはなりにくいようです。
もう少し解説がほしかった。

映像を見ること自体はとても貴重なだし、価値はあるんだけど、
使いどころを間違ってしまった。

図書館史はホントは1単位でいいし…、と思ってごまかそう。
来年は、NHKアーカイブスで中高生向けの映像でも探しておこうかな。

大学図書館の気になる数字

前回に引き続き『日本の図書館:統計と名簿』を参考に
労働面、財政面を重視した数字を算出、およびメモ。
貸出数、参考業務などの業務統計はスルーです。

きっと詳しいことは生データを持っているJLAが
分析をして論文や報告書の形にまとめるんでしょうし、
あくまで個人的に気になる数字を出したという程度ですが
参考にしていただければうれしいです。
(計算ミスがあってもしょうがなかったの一言で済ませる予定)

まずこれは別の調査ですが、
意外にも大学自体は増加傾向にあるようです。
(「学校基本調査報告書」をもとにNTS教育研究所が作成した資料によるもの)
2004年の段階では国87、公80、私542(国立は2004年を境に減少)、
2009年の段階で日本には国86、公92、私595、計773の大学があります。

つまり5年の間に国立-1,公立+12,私立+53です。
より苛烈な奪い合いになること間違いなしですね。

ただし『日本の図書館:統計と名簿』では
大学図書館本館数 国86 公77 私584 としていますので
今回はこれをベースに算出していきます。
上記調査と数字が違うのは
図書館を持たない大学があるか、出典が違うのか、
本館がなく分館しかない大学があるのか(?)そんな所かとおもいます。
以下ではこの「大学図書館本館を持つ組織」を便宜上1大学として扱います。
(凡例をきちんと読んでないので理解が間違っていたら申し訳ないです)

・大学あたり設置館数(館)  国3.4 公1.7 私1.7

・大学あたり奉仕対象人口(人) 国9,586.6 公2,235.6 私4,343.7
(奉仕対象は在籍学生数、教職員数、共用校の在籍学生数、その教職員数。)

・専従+非専従職員数(人) 国3,645  公1,001 私9,138
(非専従は専従、兼務、非常勤、臨時、派遣等の合計)

・大学あたり図書館職員(専従+非専従)数(人) 国42.4 公13.0 私15.6

ちなみに国公私、専従対非専従の比率を出すとこんな感じになります。

エクセルの2007で始めてグラフ書いたから美しさは皆無だよ!

・大学あたり受入図書冊数(冊) 国17,791 公5,961 私7,690

・大学あたり受入雑誌種数(種) 国4,686 公1,117 私1,277
 雑誌のカウントって難しそうですね。タイトル変えた雑誌はどう扱ってるんだろう? 

・大学あたり資料費(円) 国2億4268万 公4267万 私8028万


【10年前からの変化:主観による判断】(各大学種別ごとの合計値によるもの)
国立:
図書館数はあまり変わらない。
(2009年:293館)
年間受入図書冊数は2003、2004年だけ増加しているが、
これは国立大学法人化の影響かも(統合とかもあったしね)。
(2009年:153万冊)
前年度資料費決算額は10年前の86%になっている。
(2009年:208億7100万円)

公立:
図書館数は増加する一方。
(2009年:128館)
年間受入冊数は減少傾向だが、2008年だけやけに多い。
(2007:45万冊、2008:68万冊、2009:46万冊)
前年度資料費決算額はここ5年減少傾向。
特に図書費が10年前の60%になっていることは深刻と言えそう。
図書館数が純粋に増えていることを考えると不思議なぐらい減りすぎかと。
既存の図書館が新規資料受入点数を極端に減らしているのか…?
公立大学数が少ないため、どこかの大学が全体に与えた影響が大きいのかも。

私立:
図書館数は増加傾向(10年前の1.25倍)。
大学自体が増えているから当然と言えば当然だけどちょっと安心。
(2009年:965館)
年間受入冊数には多少の増減はあるものの、あまり変わらない。
(2009年:449万冊)
前年度資料費決算額はこの10年間あまり変わらない。
ただし図書購入費は83%まで減っている。


結論:国立はでかい。すごい。つよい。公立はいまいち。
就職を目指すなら国立大学図書館が働きやすそう。
国立は規模が大きいというだけでなく、
「研究をする場所」としての機能が強いから頑張っているんだろうと思います。
資料費減というのは残念だけど、
共有体制が進歩していると仮定すれば、
必ずしも即座に嘆く必要はないかもしれないですね。

図書館にとっては全体的に厳しい環境が続いている模様です。
世界的にみて図書館に厳しいニュースのほうが多いようだしねぇ…。


ちなみに今回使った表とは別に
最頻値がわかる表も掲載されているのですが
それを見ると
上記のように平均だけ算出することはあまり意味がないかもしれません。
国立だって単科大と総合大学を一緒にするのはおかしいし、
この手の分析をやるなら大学の規模(奉仕対象人口か予算別あたりを基準)によって
分けてから算出すると、何か面白いことが言えそうです。

とはいえ生データを持っていないと無理なので
今後のJLAに期待しましょう。
(ひとまかせ)

【資料組織概説6】【図書館概論6】

【資料組織概説6】
テーマ:図書記号法と資料の排列
前回までで分類の話は終了。
同分類記号を持つ資料に異なる記号を与えるための図書記号の必要性と、
絵本・小説、雑誌、紀要などは何順に並んでいるんのか。
そしてなぜそれが適切と考えらるのでしょうね、という話。

授業としては日本著者記号表の使い方の説明がメイン。

図書記号法の補助記号にあたる、
著作、翻訳者、版、巻数、冊数、複本の記号は
自由度が高くてちょっと好き。

しかし著者記号表はJLAで電子版を公開していたりしないかな…。
図書館振興という意味では、
NCR,NDCなども含めてよく使われているルールは
作った瞬間から公共財にしてくれるとうれしいです。
売り上げはJLAの運営費になるんだろうし、
全体的に見たときにどちらがいいとは言い切れないけども…。


【図書館概論6】
テーマ:大学図書館
学生たちの計算タイムはじまるよー
ということで使った資料はこちら

その他参考資料
かわりゆく大学図書館
学術情報流通と大学図書館』がおすすめです。
でも普通の学部生にはオススメできないようです。
たぶん用語の理解がかなり苦しいのではないかと…。

社会に出てない、研究も必要じゃない学生に
査読、契約形態、電子ジャーナル、big dealの話をするのは
簡単ではないと考えるべきだった。

そこが図書館系の学科を持つところと
そうでない大学の司書資格の差かもしれませんがね。

司書資格的には専門資料論でじっくり説明するから
今のところ問題はないけど、
この科目はカリキュラム改訂でどう影響が出てくるやら
わからないし…。困ったな。

2010年5月27日木曜日

どうやらバーコード(一次元)の写真を撮るといろいろわかるらしい。

昨日は再生回数が600回くらいだった気がするのに
もう2000越えてるよ、ということで
ニッチな情報だけを扱うこのブログでは
鮮度の高いうちにとりあげましょう。

WorldCat libraries in RedLaser iPhone app


どうもいろいろ見てると
・バーコードの写真を撮るとiphone用のアプリが赤外線の力で認識するらしい。
・OCLCのWorldCatのデータにアクセスして、所在情報をおしえてくれるらしい。
・日本もNIIの予算削ってる場合じゃないんじゃないの
・20秒くらいの所でみられる「Google search results」は本屋か何か?とりあえず有料。
・30秒あたりで所蔵館のリストを出して選んでるけど「Local Libraries」の定義が正確にわからない。
 書誌ユーティリティ+iphoneなら近場の図書館くらいだせるだろうけど、
 地方の図書館かな? うーむ…
・図書館を選ぶと、そのまま図書館に問い合わせができるらしい。

動画のあとどうなるかがすごく気になるけど使ってみないとわからないな…。

どなたか試してみませんか?
そして日本語版の説明動画でも作って遊びませんか?

2010年5月23日日曜日

LEGOの写真も授業用

次週用授業資料作りに少し余裕が出たので
久しぶりに2時間くらいレゴブロックをいじって遊びました。
しあわせ。

テーマ:PCコーナーで注意すべき点

もちろんこの画像は授業用です。
衝立はなぜ必要か、どの程度の大きさが最適か、
後ろに人が並ぶことは問題か、
それを解決するにはどうしたらいいか、などを考えてもらいたいところ。
図書館資料論、図書館経営論、図書館建築論あたりで
お遊び用に使おうかと。


テーマ:図書館内のマナー

さすがにこんなに暴れる人は日本にはいないと思いたい。
幸か不幸かそういう人は図書館に縁がない気がしますし。

最近では飲み物OKな図書館もありますし、
飲食がなぜダメで、その問題はどう解決するのか、
などを理解をしてもらいたい。
もちろん資料が汚れる可能性を危惧しているだけではないですからね。

携帯電話の利用は館内利用規定と社会常識に依存するけど
電話用スペースが設置されている場合があることも教えておきたい。
(少なくともNDL、千代田図書館とかはそうだったはず。)

後ろに警備員がいることについても
そのメリット、デメリットを考えてもらいましょう。
図書館経営論、図書館建築論あたりで使う方向で。


あんまり授業がお遊びに感じるようでも問題なので気をつけないと…。

最終的にはLEGOで図書館模型を作りたいけど、
場所と予算と時間と気力と図面が必要になるので
1年後にすべての準備を整えることが目標にしたい。
無理っぽいかなー。

【文書管理7】【学習指導と学校図書館7】

【文書管理7】
この科目あんまりおもしろくないし
やりたくn…ゲフンゲフン

【学習指導と学校図書館7】
テーマ:学校図書館と科目『総合』①
総合的な学習の時間を取り巻く環境について。

参考資料は以下の通り。
新学習指導要領(小学校):第5章 総合
まずこれをみんなで読む。朗読大会。

「総合的な学習の時間」に関する調査データ(平成15年)
『総合』が実施されてあまり時間が経っていない段階での調査のせいか
効果を実感できないと感じている親もそれなりの数いる、という印象。

日本生活体験学習学会誌,"「総合的な学習の時間」の実施の実態と課題 -小中学校教諭1,718人の調査に基づいて-" 軸丸勇士ほか,vol.7,2007,pp17-28
https://qir.kyushu-u.ac.jp/dspace/bitstream/2324/9082/1/lnel007_p017.pdf
総合が他の科目に比べて負担に感じると答えた教員が、
具体的にどのような理由を挙げているのかがわかるため
なかなか参考になりました。
上記の資料より新しいし、対象範囲は狭いけど十分だろうと判断。


学生たちに「総合を教えることになったらどのような授業を展開するか書け」
という宿題を出してみた。
何が出てくるかは次回のお楽しみ。
総合を受けている世代だから、
何も思いつかないってことはないと信じたい。
来週は事例編です。


ところで文部科学省のウェブページが
新大臣になってから元気ない気がするんだけど、どういうことなの?

【学校経営と学校図書館6-7】【図書館資料論6-7】

【学校経営と学校図書館6-7】
テーマ:学校図書館と経営組織(外部との協力含む)

図書館経営論とか図書館概論とかで使った資料をカスタマイズ。
特におもしろい資料はなし。
敷いて言えば群馬県の某高校に取材に行った際に頂いた
図書係分掌に関する資料を使いました。
その時撮った映像も来週あたり使おうかと思うけど
ここには載せられないからねぇ…。

【図書館資料論6-7】
テーマ:図書館の資料入手~蓄積の流れ
資料の排架、装備、管理上の区分について。

ひとまず資料を入手してから排架までの一連の流れを抑える。
「資料の選定と廃棄と評価」というテーマは
今回のテーマの外枠に当たる部分だと考えているから
別で時間をとって進めることにした。

テキストもいくつか見たけど、
自分で見学してメモした部分などの方が使い勝手がよかった。
図書館をよく見てると大概なんとかなる話。
あと自動書架の動画も使える。

資料修復の映像も撮影に出かけたかったけど、間に合わなかった。
国立公文書館にお願いできそうなので、
夏休みを目途に調整する方向で。来年の課題。

資料の保存修復に参考になりそうなのは
「日本語版 スローファイヤー ~ 蝕まれゆく人類の知的遺産」というビデオ。
「日本語版 IN TO THE FUTURE  ~デジタル情報化社会に潜むデータ保存の危機」というのも
参考になりそうではあるが、近場で至急手に入るものではないので今回はパス。

そういえば酸性紙問題ってもうほとんど解決したのかな?
最近あんまり聞かないような…

【図書館史6】【情報サービス概論6-7】

【図書館史6】
テーマ:19世紀あたりの西洋図書館
産業革命、印刷機、パニッツィ、デューイなど。
図書館より世界政治の動きが気になる時代。

参考資料
A横全判両面オフセット輪転機

現代的すぎるけどそこは補正してもらおう。
とりあえず、輪転機ってあれかー
くらいに思ってもらえればOK。

スタンホープ式印刷機の写真は文化遺産オンラインに掲載されています。
せっかくなので過去に撮影させていただいた映像も使いましょう。
アルビオン印刷機でも、
基本的に使い方は似たようなもんさ。

その他
ニコラス-バーカーほか著,松田 隆美ほか訳『日本語版 大英図書館 秘蔵コレクションとその歴史』,ミュージアム図書,1996のp4-5,p115あたり
これにもパニッツィやデューイについては少しだけ書かれています。
パニッツィが祖国で死刑宣告受けていることに驚き、
アメリカ図書館協会設立の時点でデューイが25歳というのも衝撃。
(学生時代にあった火事のせいで余命2年と宣告され
 生き急いでいたらしいことが書かれていた。
 出典も載っていたけど省略。)

来年はカッターについても説明しようかな。
でも司書資格希望がほとんどいない中で
図書館史の説明とか難しいです。
希望者だけなら仕事が楽なんだけど。


【情報サービス概論6-7】
テーマ:レファレンスプロセス
レファレンスサービスを実行する際の流れを考える。
基本的に参考になるのは樹村房さんのテキストです。

でもそれだけでは具体性が足りないので
(というか理論よりなので学生がイメージしにくいので)
斎藤文男,藤村せつ子著『JLA図書館実践シリーズ-1 実践型レファレンス・サービス入門』,2004
から具体例や発想法を補完。

他にも2冊くらい使ってたはずだけど
去年の僕がきちんとメモを残してないのでよくわかりません。

ちなみに
Closed-Questionを説明するときに役立つのはこのサイト
おもしろいなぁ。よく近いところまであててくるもんだ。
きっと英語圏では『箪笥』って概念がなかったんだな。

それと、まったく関係ないけどe-ラーニングの本読んでたら
5W2Hという言葉が書かれていたので、
Open-Questionの説明をするときには5W2Hで説明する。
(2H=How, How much)

レファレンスサービスに関する規程類についての参考になる資料はこれ。
「参考事務規程」と「東京都立図書館情報サービス規程」の比較対照表
あと、レファレンス協同データベースとか使うと
参考事務規程の出典が書いてありますね。
まあ、テキストに資料としてついてるんだけどね。

そしてテキストを読めば日本語で書かれている事を知りながら
OREが作成したレファレンスサービスの英語チェックリスト
日本語訳させる課題を出します。
わからないことをすぐ調べるというのは
レファレンス担当として必要なのかと思いまして。

それと『情報検索の知識と技術- 情報検索応用能力試験 2級 対応テキスト-』も
「観点」を考えるときの参考になったね。

インタビューに関する技術書などが
見当たらなかったことは来年までに解決したい。
うーむ…、まず体系化されてるのかが疑問だけど…?

2010年5月18日火曜日

【資料組織概説5】【図書館概論5】

【資料組織概説5】
テーマ:主題分析と分類規程
分類記号の基になる主題はどこからどう読み取るのか、
主題がいくつもある場合に頭を抱えそうになったらどうするか、という話。

今回はほとんどテキストが中心だし、面白い参考資料はなし。
来年はなんか面白い本でも探そうかな。
複数のテキストを参照したけど、
書いてることが違う気がするという点は自力で何とかするしかないか…。


【図書館概論5】
テーマ:公共図書館
公共図書館って何だという話。
公共図書館宣言、ビジネス支援、課題解決型図書館、
第一線、第二線図書館(ほとんど教科書でしか見たことない表現)などについて説明。
論文を読ませて何とかするのは後期の図書館経営論に回します。

今回の参考資料はこれ
図書館の動向や状況を表や数字から読み取らせてみたよ。

携帯電話の電卓機能を許可しながら計算させたわけですが、
けっこう間違っています。
学生たちは単位計算に弱いみたいですね。これは良くない傾向です。
疲れた5限の時間にやるもんじゃないんだけども。

とりあえず来年は、
「工場の非正規労働者率」に関する調査を行い
比較をしてみたいと思います。

公共図書館の気になる数字

日本の図書館統計と名簿を見ながら使えそうなところをまとめてみました。

「授業で話したらおもしろそう」という観点に基づいているものであり、
図書館のことを学術的なレベルで分析しようという気がないこと、
うっかり数字を間違っているかもしれないし、
正しいデータが必要な人は自分で上記の図書を参照すること、
要因などは別で論文などを読まないとわからないこと
などを理解しつつ見て頂けると助かります。

1.館数は「増加」している(3164館/2009年)。30年前と比べると約2.5倍。
 ここ5年の数を見ると、一定のペースというわけではない様子だけど、
 まだ伸びそう。

2.自動車図書館台数は「1999」年をピークに以降「減少」している。
  図書館数の増加(分館数の増加)により役割を終えたとも考えられる。
  (そんな話をどこかの論文で読んだ気がする。おぼろげ。)

3.館数は増えているにも関わらず、専任職員数は
 「2001」年をピークに「減少」している。
 つまり兼任や、契約職員、非常勤職員などの割合が高まっているか、
 業務の機械化・効率化で人がいらなくなっている、
 自治体にお金がないため雇えない、などの様々な要因が考えられる。
 タイミング的にPFI、指定管理者制度などが効いている可能性もあるか…?
 主因が何なのかは論文探すほかないですね。

4.蔵書数は「増加」している。
 図書館数が増加していることを考えれば当然か。
 図書館あたりの蔵書数がどう推移しているか気になったけど
 手持ちの資料だけでは分析不能。
 やれなくはないけど、
 分館を1館と数えている数値で算出することに意味はあまりなさそう。

5.公共図書館全体の年間受入冊数は「2001、2004、2005」年だけ
 「2千万」冊を超えており、
 その後は減っているが、全体的にみると「微減」という程度(に見える)。 

6.登録者数、貸出数は「増加」。
 ただし表からは理由が読み取れない。
 単純に考えれば図書館数が増加したからだけど、
 それだけを要因として考えるのは早計な気も。

7.資料費(今年度予算)は「1999年」をピークに減少している。
 2009年の予算は「約289億」円であり、ピーク時の「約347億」円の「85」%程度。
 図書館数が増えていて、年間受入冊数が微減、資料費も減少中。
 もしかして新しく建てた図書館に専用の予算がついていないのでは?
 という仮定もなくはなさそう。 

ここまでのものに関しては、
都道府県立、市区立、町村立もそれぞれ同じ「1館」として数えているため
なんだかもやもやしています。

以下は2009年の統計から計算(小数点第二位で四捨五入)

8.自治体の図書館設置率(%)
都道府県立:100 市区立:98.4 町村立:52.7

9.自治体あたりの図書館数(館)
都道府県立:1.3 市区立:3.1 町村立:0.6

10.図書館あたりの専任職員数(人)
都道府県立:26.8 市区立:4.0 町村立:1.7

11.図書館あたりの非正規職員数(人)
都道府県立:16.8 市区立:7.6  町村立:4.4

12.図書館あたりの蔵書数(万冊)
都道府県立:66.7 市区立:12.1 町村立:7.1

13.図書館あたりの経常予算額(円/千以下切り捨て)
都道府県立:1億6945万 市区立:4037万 町村立:1693万


10~13では「分館を1図書館として考えるが、公民館図書室などは考えない」
という数え方のせいで
状況がイマイチなので自治体あたりの数字も書いておきましょう。


10'.自治体あたりの専任職員数(人)
都道府県立:35.4 市区立:12.4 町村立:1.0

11'.自治体あたりの非正規職員数(人)
都道府県立:22.1 市区立:23.2  町村立:2.7

12'.自治体あたりの蔵書数(万冊)
都道府県立:88.0 市区立:37.1 町村立:4.4

13'.自治体あたりの経常予算額(円/千以下切り捨て)
都道府県立:2億2299万 市区立:1億2366万 町村立:1035万


ここで言う非正規とは兼任・非常勤・臨時・委託を含めて
労働時間1500時間で1人と数えています。


町村立の厳しさが目立ちますね。
市区立では「専任1人に対して非正規2人」というのもある意味衝撃でした…。
メーカーの非正規労働率も今度調べてみようかな…。

2010年5月15日土曜日

【文書管理6】【学習指導と学校図書館6】

【文書管理6】
基本的に何の準備もしないで
テキストを読みながら進める授業。
IPアドレスとかURLの話がメインだったけど
これはテキストだけではわかりにくかったようで。

来週はTCP/IP、DNS、URL、IPアドレスなどの
補足説明が必要になるため
いろいろ見ながら上手な説明を考えよう。
なんかいい教材ないかなー


【学習指導と学校図書館6】
テーマ:読書活動の事例
ブックトーク、朝読書、アニマシオンについて。
事例や実行方法、注意すべき点、原則などを説明。

朝の読書は約25000の学校が実施しているらしいけど、
意外と経験のない学生も多いようです。
とりあえず星新一が通じなくて寂しかったと言いたい。

今回の参考資料はこちら。
だれでもできるブックトーク
授業が生きるブックトーク
ブックトークに関してはビデオもあるけど
授業が始まるまで完全に忘れていたという失態。

動画サイトでは子供向けブックトーク実践中の映像が見当たりませんでした。
その撮影に関して司書教諭養成を行う他大の先生に相談すると
「ブックトークを実践することに協力的な司書教諭は多いだろうけど
 撮影されるのは嫌がるだろう。会場の子供が嫌がるし。」とのこと。
ブックトーク普及のために一肌脱いでくれる人を来年までに探す必要があります。
このハードルは決して低くないでしょう。

アニマシオンは以下の通り。
一般にはあまり普及していない言葉だと思うけど
かつて国立国会図書館採用試験の用語説明問題で見た気がします。
読書へのアニマシオン―75の作戦(正統派)
子どもと楽しく遊ぼう 読書へのアニマシオン―おすすめ事例と指導のコツ (ネットワーク双書) (単行本)(事例と展開)

上記二つは来年までに
実践中の映像を入手できるように頑張ろう。

【学校経営と学校図書館5】【図書館資料論5】

【学校経営と学校図書館5】
テーマ:学校図書館と法制
教育基本法、学校教育法、学校図書館法、
子どもの読書活動の推進に関する法律、文字・活字文化振興法
などの法体系について簡単に説明。
あとはワークシートで手放し。

法解釈への言及は避けているけれど
「法律の原文読んでワークシートうめてね」といって
放り投げておくと熱心に法律を読む学生たち。
普段授業を聞いてない学生もおとなしく読むという不思議な図。
難しそうで嫌だとごねる人が1人もいない。
謎。本当に謎。作業療法に使える可能性をみた。

学校教育法は長すぎて目を通しきれなかったけど
145条:第20条(学齢児童又は学齢生徒を使用する者は、その使用によつて、当該学齢児童又は学齢生徒が、義務教育を受けることを妨げてはならない。)の規定に違反した者は、10万円以下の罰金に処する。
が驚いたポイントかな。
学校教育法に罰則があったとは…。そんな話聞いたことなかったよ。
教員の人はみんな知ってるんだろうか。

授業に使うわけではないけど、
もし来年ニートになったら教育職員免許法でも読んで
免許取りにいっちゃおうかな。


【図書館資料論5】
テーマ:電子情報資源(ネットワーク、パッケージ)、
一次資料と二次資料、視覚障害者用資料。

電子資料の長所、短所
ネットワーク情報資源、パッケージ系電子出版物の
利点、欠点などを簡単に解説。
従量課金制という単語は通じなくても、
「パケホーダイのように定額じゃないこと」、
と説明するとイメージがわくらしい。

視覚障害者用資料は
先日いろいろ撮影させていただいたので、そこから。

あとは「テルミ」とか「大活字本」を持っていたので回覧。
大活字本は神保町の東京書籍(だったと思う)で格安販売キャンペーンをしてたときに
1冊500円(通常の1/6の値段)で手に入れました。
今もやってるのかな?

点字の著作権、録音資料の著作権についても説明したかったけど
参考資料が届いたのが授業後だったので来年に持ち越し。
授業ってのは当日に完成するんだぜ!

そのほかの参考資料としては
拡大読書器兼読み上げ読書機「よむべえ」の映像も見せてみました。
http://www.amedia.co.jp/product/yomube/
リンク先画面の中央あたりにある
『「よむべえ」紹介ビデオを公開(15.2MB)』から見られます。

【図書館史5】【情報サービス概論5】

【図書館史5】
テーマ:西洋近世の図書館
14~18世紀あたりの話。活版印刷とかの話。

活版印刷とインキュナブラ(揺籃期本)に関しては
国立国会図書館が素晴らしい資料をお持ちなので使わせてもらいましょう。

それと以前撮影させていただいた素材もありました。
http://toshokannowakimichi.blogspot.com/2010/03/blog-post_22.html
http://toshokannowakimichi.blogspot.com/2010/03/blog-post_30.html

そのほかはMost Beautiful Libraries in the Worldを回覧。
この資料にはVatican Library,Mazarine Libraryが
載っているので役立ちます。
壮麗で、宮殿か図書館か美術館か博物館かわからないというだけで、
学生たちにインパクトを与える良い資料です。

あとは『ルターの首引き猫』に宗教改革当時配られたパンフレットが載っているらしいので
来年は手に入れておきたい。

NHKアーカイブズに
NHK高校講座世界史 ルネサンスと宗教改革~エラスムスとルター~
という高校の世界史教育用映像があったので
ルターの宗教改革に関する部分の映像だけ使わせてもらうとおもしろいかな。
いや、まだ見てないんだけど。


【情報サービス概論5】
テーマ:情報サービスの支援
間接的な情報サービスってやつです。
図書館建築論や図書館資料論と重なる部分があるけれど、
そのあたりの説明は(準備してないし重視してないし)少し触れるだけ。
ポータルサイトとかファイル資料とかパスファインダーの話が中心に。

そんなわけで、以下のようなサイトを学生と一緒に見てみる。
レファレンス協同データベース
愛知淑徳大学パスファインダー
私立大学図書館協会東地区部会企画広報研究分科会パスファインダーバンク
国立国会図書館公共図書館パスファインダーリンク集

いろいろ見てみたけど、
パスファインダーはリンク切れが数多くみられます。
やはりランニングコストがかかるのが難点ですね。
リンクリゾルバの技術でなんとかなったりしないものかな。
うーん…。

「リンク切れになったら表示されない」
「移転したら自動的に追尾してリンクを張る」
そんな製品があったら、法人相手に飛ぶように売れるんじゃないだろうか。

でもそう書いてみると、
理論的な達成率100%は不可能だろうけど
すでに製品化されててもよさそうな気がするなぁ…?

2010年5月11日火曜日

【資料組織概説4】【図書館概論4】

【資料組織概説4】
テーマ:コロン分類法
構成を覚えることが目的なわけではなく、
使用法、作成法などについて例を挙げながら
「ファセット」という言葉、
分析合成型の分類を行うという発想について理解を促す。

主題分析に必要な国語能力は、
すぐに何とかできる問題ではないですね…。
先にここを何とかしてからでないと、話を進めにくい。
どうしたもんか…。

そして説明しながら疑問が発生したけど、
CCの排架法がよくわからない。
222;47:51と222:51だとどっちが先なんだろう?
記号がある方? 数字が小さい方?
来年までに一度は原資料に目を通したいところ。


【図書館概論4】
テーマ:国立図書館
資料数や役割、サービス、
サイトのおもしろい(個人的にそう感じた)コンテンツなどを紹介。
しかし教室にネット環境がないという大惨事が発生。
不覚。おもしろさ半減しちゃったよ。

アメリカ:LC http://www.loc.gov/index.html
It is also the largest library in the world, と書く堂々とした図書館です。
図書館が独自で作る動画などもいくつかあるんですが、
英語を避けて通れない(インタビュー系のものが多い)ため
映像を授業に生かせませんでした。 
 American Memory 
 World digital library  
この二つは見て楽しいです。

イギリス:BL http://www.bl.uk/
 BLDSCについて少しだけ説明。
 詳しくは図書館ネットワークのあたりに持ち越し。
 そしてTimilineのインターフェースがかっこいい。
 「Launch timiline」の部分を押して遊んでみるといいですね。 
 
直接関係ないけどこれもおもしろかった。


ドイツ:DNB http://www.d-nb.de/
 シンプルな作りとなっているせいか、
 見て楽しい資料を探すことができなかった。
 特徴的だと思うのはAnne-Frank-Shoah-Bibliothekですが。

フランス:BnF http://www.bnf.fr
公式の紹介動画があると助かるわぁ。
Bibliothèque nationale de France : visite anglais(英語版)

Bibliothèque nationale de France : visite anglais

スペイン語版の方が再生数が多い。
再生数が少ないのはあんまり知られてないからなのかな。
けっこう完成度は高いと思うんだけどな。

日本:NDL http://www.ndl.go.jp/
いつの間にか子供向けページができていて驚きです。
でも利用の年齢制限を撤廃したわけではないんですね。

個人的には「国会会議録」も捨てがたいですが
「WARP」が一番おもしろいと思ってます。
FIFAワールドカップとか。
愛・地球博とか。
それと、特になんだというわけでないんですが
5月25日は納本制度の日らしいですよ。


来年は中国、ロシアあたりも加えようかな。

おまけ___
もしかすると来月あたりに
議員用図書室を見学にいけるかもしれないです。
といってもついて行く側なのでどの程度自由に
撮影させてもらえるのかわからないわけですが。

【文書管理5】【学習指導と学校図書館5】

【文書管理5】
ダラダラテキスト読ませて説明を補足するスタイルで進める科目。
当然テキストは一通り読んでいるし
ある程度は補足説明できるつもりでやっているけど
「キロ、メガ、テラ、ペタ…あれ? なんか足りない? あれ?」
とかやってたら学生にしっかりやるように訓告された。
そらそうだ。やっちまった。というか恥ずかしい。

【学習指導と学校図書館5】
テーマ:読書関連活動と法制
読書調査、文字・活字文化振興法、朝読書、
子どもの読書活動の推進に関する法律

法律についての判断までは踏み込まないんですが
ワークシートを作って法律の原文を読ませています。
「文字活字~」も「子どもの読書~」もかなり短いので。

読書関係は資料が多すぎて探すのが大変ですが
便利なページもありますね。
国際子ども図書館 子どもと本をつなぐ人のページ

国際子ども図書館のサイトにも載っているけれど以下は役に立った資料。

親と子の読書活動等に関する調査の一部分より抜粋。

 a.親が子どもの読書に期待すること
 ・読解力が身につく(71.2%)
 ・知識が増える(64.8%)
 ・想像力が養われる(54.8%)
 ・創造力が養われる(53.2%)
 ・表現力が身につく(49.7%)

 b.子どもの読書に影響を及ぼす親の行動
 ・家に本をたくさん置く
 ・図書館に連れて行く
 ・読み聞かせをする期間が長いほど、子どもが読む冊数が増える
 ・保護者が読書に肯定的だと、子どもも読書に肯定的になりやすい

 c.子どもの読書活動を推進するために必要なこと(学校での活動)
 ・読書の時間の設定(70.6%)
 ・読み聞かせ(47.9%)
 ・「調べ学習」など学校図書館を使った学習の充実(43.4%)
 ・学校図書館の開放(35.7%)
 ・学校図書館の蔵書や機器の充実(28.5%)

その他、自由意見も見てると参考になります。
実際には厳しそうなことも多い気がしますけど…。

○読書世論調査 毎日新聞社
○学校読書調査 毎日新聞/学校図書館協議会
毎年このシーズンになると1冊にまとまって出版されます。
2009年版の資料から問題を作成し学生の感性を問うてみます。
以下の問題は答えから興味深いことがわかります。
でもここに答えは書きません。

 a.読書世論調査 
 ・本を読まない理由No.1は?
 ・一年間に一回以上図書館を利用する人の割合は?

 b.学校読書調査
 ・一ヶ月間の平均読書数は何冊?(小・中・高それぞれ)
 ・ケータイ小説を携帯電話または本で読んだことがある割合は?
 ・携帯電話で小説を読んだ感想No.1、No.2は?

2010年版も借りてきて見ているけど
Google問題、1Q84についての世論調査などには
あまり興味がないので、授業資料には組み込みませんでした。

そのほか統計の取り方を詳しく読んでないので、
「小話」の域を出ないネタとして使える程度だけど、
約65%の人が「その本読んだことある」と嘘をついた経験があるようです。

小ネタとして読書療法に関しても少し調べてみたけど、
臨床関係の方がちょこっとやってみたという程度のものが多く、
あまり体系的ではなく授業のネタにはできませんでした。
残念。

【学校経営と学校図書館4】【図書館資料論4】

【学校経営と学校図書館4】
テーマ:学校図書館の歴史
主に明治以降の日本学校図書館の歴史について。

参考資料:
ビデオ足利学校の歴史
日本最古の学校らしいので、まずここから。
実はおととい(授業後)現地に行ってきたんですが
映像としておもしろいものは特にありませんでした。
いい写真も撮れませんでした。公式動画が一番です。
でも面白い資料はあったので、週末あたりにまとめます。

○新教育事典
「新教育」という1つのジャンルについて
調べる必要があったのでいろいろと。
ドルトン・プランとか説明読んでも理解しきれた気がしないよ…。
教員免許なんて持ってないんだ…。

○学校図書館五〇年史
読むには分厚い資料なので
「第一部 学校図書館五〇年の歩み」だけ読みました。 

途中に出てきた資料で気になったのはこれ。
・学校図書館職員調査結果(抄)『学校図書館』1960年11月号 
         小   中     高
配置率     8.7  : 14.6 : 63.0
性別(女子率) 89.6 : 84.2 : 80.2  
給与(私費率) 75.0 : 69.1   : 64.3
※数字は%

半世紀前はほとんど学校に配置されておらず、
女性の職業であり、
給与はPTAからもらうなどして賄われていたこともあるという。

あと教科書に書いていないこととしては
70年代あたりの日教組との協力と別離かな。初耳。
あくまで全国SLA側の視点でしか書かれていないので
別離の理由について日教組側の見解は違うかもしれないけど。

教員って主張の激しい人がおおいよなー
多様な考え方を認めるとか苦手そうな人もけっこういたなー
お涙ちょうだいという攻め方がすきなひとおおかったっけかなー?
などと思い出しながら読みました。
職場環境的にそうなるのかもしれないね。
子どもの相手は全力でガツガツやらないと難しそうだしね。

あ、そういえば事業仕分けされた子どもの読書活動の推進事業って
その後どうなったんだろう。
記憶が確かなら事業仕分けとやらはその後に予算の復活調整が起こりうるから
追調査しないとはっきりわからないんだよな…。
あとでまた調べなくては。
ああ、早くうちの大学にも官報の電子版を導入してほしい…。


【図書館資料論4】
テーマ:ファイル資料・加除式資料・マイクロ資料・視聴覚資料

バーチカル、シェルフのファイル資料については
マイクロソフトのクリップアートとか使ってそれっぽく説明。
本当は写真も撮りたいけど
奇麗にファイルが積んであるところが
周りに見当たらなくて困惑です。

加除式資料については「早業」の回で公開していた
(現在修正編集中およびライセンス調整中のため見られません)
パートの方の差し替え業(わざ)を見せました。
学生いわく、
「あれは免許が必要な仕事」
「早送りですか、どうやったらなれますか」
だそうな。パートを5年もやればできるってさ。

あとうちの大学は
マイクロフィルムリーダを持ってないくせに
なぜかマイクロフィッシュ(micro fiche)が
あったので、授業で回覧しました。
24X(1/24)だと「文字が書いてある気がする」というのが学生たちの感想。
そしてマイクロフィルム関連だと
八千代マイクロ写真社さんのページが参考になりました。
取材に行ってみたいなあ。
マイクロフィルムリーダとか使ってるところを撮りたい。

視聴覚資料については、あまり時間がなくて
貸与権について少し触れたくらいでそんなに詳しく説明できなかった。
もっと今は見なくなったような、
例えばOHPとかトランスペアレンシーとかの写真を撮影しておきたい。
でも図書館資料論って再来年には専門資料論と合併しちゃうんだっけ。
じゃあ要らないか…?

【文書管理4】【学習指導と学校図書館4】

【文書管理4】
だらだらテキストを読む授業。
グループウェアにはどんな機能があるか、という話がメイン。
企業から商品説明用広告でももらってくればよかったな。
きっと何枚でも資料くれるだろうし。

【学習指導と学校図書館4】
テーマ:利用者教育
図書館オリエンテーション、文献利用指導などの具体例の話。
情報教育についても簡単に触れたけど、
これについては別の回で改めて説明。

資料は左から右に並べる、分類番号順の並べ方がある、
ということも一般の人が知らないことを再確認。
これは司書資格を欲しがる人でも同じです。
通信課程でも同じですし、うちの大学だけの特色ではないでしょう。

どうも話を聞くに、
・多くの人はOPACでキーワードを入力
・書架の位置を確認
・「背表紙のタイトルが視界に入ったら発見」(←ここ重要)
という流れで探しているようです。

つまり、図書館員が配列に求める粒度(FRBRモデルのitemレベル)と
一般利用者が求める粒度(書架のうちの一連程度を眺める)は異なるんでしょう。

僕が近くの図書館で本を探すときに
「著者記号の付与基準どうなってんだ!正しく並んでないだろ!ムガー!」
とか言ってる現状を考えると、一般の人の方が効率いいですね。

今回みつけたお役立ち参考資料はこちら。
『図書館へ行こう! 図書館クイズ -知識と情報の宝庫-図書館活用術-』
こっちは図書館を運営する側の人が読む本。

『図書館のヒミツ 図書館が大好きになる めざせ! キッズ・ライブラリアン1』
こっちは子どもが読む本。
特に「検索大戦! 指令の本を探せ,P18」なんかは
学生にコピーして渡しても面白いです。

2010年5月7日金曜日

ネタ企画・図書館員遠隔操作実験構想

Ustreamとか流行ってるみたいだし
これを使ってどう遊ぼうか考えた結果、
無理やり1つだけ案を思いつきました。

名付けて図書館員遠隔操作実験。


1.図書館員らしき人の頭にカメラをつける。
 カメラの映像を配信する。

2.利用者を想定した人一人が音声かTwiiterなどで
 うまいこと指示を出して図書館員らしき人を動かす。

3.利用者らしき人が図書館に行ったつもりになって 
 自由に本が選べて楽しい。


要は実際にそんなサービスがあったら
ネタとしてなかなかおもしろいかなと。
「図書館に行ったつもりになる」というほどの
VR,ARを運用した電子図書館が実現してたら
確実に要らないサービスなんですが。

図書館員遠隔操作に関しては
ざっと考えただけでも以下のような問題点があり
実験段階でさえ実現できない気がするところが
無責任発言を抜けられないポイントでしょうか。

a.人件費が高くつく割に効果が薄いサービスにしかならなそう
 (アウトリーチサービス面での意味はあるはず)
b.解像度、PCスペック、無線LANの伝送速度などの技術的な壁
 (背表紙くらい見えないとお話にならない)
c.試し読みのように本を開いて
 それを映像に載せると著作権の問題にぶつかる
 (たぶん送信可能化権の侵害)
d.映像に他人の顔が映ってしまうと肖像権の問題が発生しうる
e.上記2のうまいこと指示を出すというのが難しそう
f.本の選択や興味などは完全にプライバシーのため
 本来見られてはいけないもの

そしてこの実験から得られる知見は
bとeに関する部分だけでしょう。
あとは運用と法律の問題だし。

仮にこの実験を行ったとしたら
「図書館に行ったつもりになる」というほどの
VR,ARを実現するためには役立つ知見になりうるかな?
どうなんでしょうね。


おまけメモ___
現地に行ったつもりになるほどのVR/AR図書館が
あるとすると、気になるのは以下のような点。

・貸出と連動しているか(貸出中の本は表示されないなど)
・場所にこだわらない排架ができるか
 (例えば物理的には1冊しかなく主題が二つある資料の場合
  2か所に表示することができているか、とか)
・いっそ所蔵していない資料も表示して
 クリックひとつでILLに移行できないか

何年か前に授業で聞いたような気もするけど
機会があったらこのあたりの領域が
どの程度進んでいるのか改めてじっくり調べてみよう。
(レファレンスカウンターで調査をお願いしたら2秒で断られる気がするので)