2010年4月29日木曜日

【図書館史4】【情報サービス概論4】

【図書館史4】
テーマ:0~14世紀ごろのヨーロッパ
聖書、冊子体、パリンプセスト、
パリ大学ソルボンヌ学寮など

参考資料の類。
The Roman Empire

二つに割れたのって395年じゃなかったけ?と思ったけど、
この授業ではそこは重要じゃないからいいことにしといた。

パリンプセストに関してはこれがおもしろかったので参考資料に。
凸版印刷・キケロプロジェクト成果編
http://www.toppan-vr.jp/bunka/pdf/DA200801_2_3.pdf
パリンプセストを解読する映像は
授業資料に適切なものがなかなか見つからなかった。

3大ケルト写本のうち、ケルズの書の写真(公式)
http://www.bookofkells.ie/book-of-kells/
簡単にしか説明を読まなかったけど、
材質はヴェラム(仔牛の皮)で、800年前後に書かれた福音書らしい。
再現版のようなものが日本でも出版されているから
それを読めば詳細がわかると思うけど、そこまで手が回らなかった。
ダロウの書とかリンディスファーンの書も
似たようなもんだってことで説明は省略。
教養がなくて福音書の説明が上手にできないから
3つのケルト写本の違いを説明するのはつらい。

あとは中世の大学を語る上でそれなりに重要(?)な要素になりそうな
「ゴリアルド族」という語が気になったので調べてみた。
平凡社の世界大百科事典では「放浪学生」として説明されている。
「中世のヨーロッパで、就学途中で脱落し、
あるいは大学を出ても就職できぬまま、地方を放浪した学生の総称。」
らしいです。
常にニート予備軍の僕にとっては親近感の湧く語です。

来年は「書物の形態」の歴史をしっかり押さえておきたい。
例えば背表紙がつくようになったのがいつか、とか。
中世後期~1500年ごろ(揺籃期本)のあたりだったような気がするけど
はっきり覚えてないし…。
でも知の再発見双書とかにありそう。


【情報サービス概論4】
テーマ:情報サービスの種類(直接的情報サービス)
レファレンス(の4種類の質問)、レフェラル、I&R、
カレントアウェアネス、コンテンツシート、SDI、
情報要求(の4段階)、ILL など。

そんなかんじの話。
いやー、この仕事始めてから辞書と仲良くなった。
図書館情報学用語辞典第3版は半分くらい読んだ気がするもの。

あぁ…、いま思いついた。
NDLのカレントアウェアネスポータルも紹介しておけばよかった。
不覚。でも別の授業でも紹介する機会があるからいいか。

2010年4月28日水曜日

【資料組織概説3】【図書館概論3】

【資料組織概説3】
テーマ:十進分類法
階層列挙型分類としての十進分類の構成について説明。
基本的にはNDCです。
日本の資料分類の偉い先生に尋ねると
「それはNihon Dokushin Clubですね」と
言われて(勧誘もされて)しまいますが日本十進分類法の方です。

説明中は図書館を使う人とそうでない人とで
リアクションがまったく異なります。
普段見慣れたものを、ということで
NDCを中心に体系の説明をしてたけど、
十進分類に限らずLCC,NDLCなどを対比させた方が面白かったかもしれないなぁ。

NDC9版がいくつか手にはいったので
それを使って簡単な演習もやってみる。
・本を借りてこさせて、付与されている分類記号から主題を読み取らせる
・本表から分類記号を、補助表から細目を、それぞれ選択・付与させる
 (分類規程、詳細な付与の方法を説明してないから
  勘でどこまでできるかチャレンジ。
  構成を理解できてれば近い答えはでるはず。)

8版は補助記号部分が厳しいので使いません。
10版がどうなるか今から楽しみです。

ちなみにネット上で手に入る参考資料としては
NDCはいろいろ揉めてるみたいだけど
OCLCでDDCの表を見られたり
UDCもUDCコンソーシアムで見られますね。
そしてもう情報科学技術協会の方ではUDCのサポートしてないみたいですね。

専門図書館だけでなく、
規模の大きい大学だと(確か京大は独自の分類を使ってたような?)
分類を見るだけでも楽しいんですがねぇ…。

あと思いつきメモ。
分類規程の話をするときは
総合目録ネットワークシステムの結果画面を見せながらやろう。
けっこう記号がずれてたりして面白いからな。


【図書館概論3】
テーマ:自分の大学の図書館を知る

図書館をまったく使わず、
利用者としての基礎知識さえ持たずに
授業を進めるのは問題かもしれないと思ったため急慮テーマを設定。

つまりオリエンテーションをやったわけだ。
僕が授業で。図書館員でなく教員が勝手に。
(事前に話は通した)

普段も簡単なオリエンテーションをやってるみたいだけど
フロアを見てまわる程度なご様子。
特殊な用途の資料などについては、
基本的にその存在も知らないままなわけです。

ということで施設・設備、資料などの存在を知るための簡単な問題を作成。
OPAC、学術雑誌、紀要、規格資料、
白書、排架法、指定図書、キャレル、ブックディテクションシステムなどの
用語について説明したのち、
それぞれを見ながらメモをするような問題です。

結果としては
実際に資料などを利用しなくても解ける問題にしたあたりが失敗だった。
(タイトル書けとか、そんな感じの)
来年はそれっぽい事例報告記事を読んでからやろう。たぶん山ほどあるし。
あと難易度をもっとあげよう。

ちなみに、「新しく実現してほしいサービスについて書け」という
問題も出したけれど、
学生たちはすでに実現してるものばっかり書いてきた。
リクエストとかやっているというのに…。

きっと広報の仕方に問題があって伝わってないんだろう…。
図書館の方に進言しておかなきゃな。

2010年4月25日日曜日

【文書管理3】【学習指導と学校図書館3】

【文書管理3】
テーマ:文書管理の意義とライフサイクルなど
特におもしろい資料はなし。テキスト読みながら説明。

他の資料などで見たことがある
ライフサイクルモデルの書き方と違ってやや困惑。

去年がんばってコンティニュアムモデルについて
説明しようと思って失敗した苦い思い出がよみがえる。
なんとなく知ってる程度だと人に説明するのはつらい。
言葉で表現するのが難しい。
一つのモデルにいろいろ塗りこめすぎな気がするよ。


【学習指導と学校図書館3】
今回は【学校経営と学校図書館3】の使いまわし。

【学校経営と学校図書館3】【図書館資料論3】

【学校経営と学校図書館3】
テーマ:学校図書館の業務・サービスと現状
業務については学校経営と学校図書館のテキストを
サービスは図書館サービス論、児童サービス論のテキストなども
参考にしつつ作成。

まとめればまとめるほど、
司書教諭は「ナンデモ屋」であることに気づく。
公共図書館の比じゃあないね。

知っておいて損はないメモ。
平成20年度 学校図書館の現状に関する調査
(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/04/1263139.htm)

・12学級以上の学校での司書教諭発令数
 国立高校以外は100%になっていない。
 もう6年経過してるのか。

・蔵書冊数平均(蔵書の整備状況より)
 小:約7600冊
 中:約9500冊
 高:約22300冊

ただし、司書教諭発令数を見る限り
11学級以下の小規模学校がけっこうな数存在する、
もしくは大きく平均を下げている可能性がありそうなので
平均を算出してもあまり意味がないかも。
『学校図書館』の11月号あたりに掲載されているはずの
分析結果を見るべきか。

・蔵書のデータベース化
 小:約45%
 中:約45%
 高:約78%
 カード目録はまだまだ現役と予想。
 でも1万冊程度なら目録使わないで探すことも可能かな?

・全校一斉読書の実施割合
 小・中に比べて高校が極端に少ないところがポイント。
 受験や部活に時間がとられるんだろう。
 読書調査の類でも、本を読まない理由No.1は
 「時間がない」だったはずだしね。

それにしても早く読書世論調査の最新版でないかな…。 
再来週の授業に間に合うかなぁ…。


【図書館資料論3】
テーマ:図書と逐次刊行物
図書の各部分名や機能、ISBN、ISSNなど。

2か月ほど出版社で編集のアルバイトをした経験があるという小ネタをだしつつ。
きっちりJISで確認しながら
ISBN(JIS X 0305)、ISSN(JIS X 0306)のチェックデジット計算方法も説明。

覚える必要があるとは思ってないけど
国立大学図書館の採用試験だかで
ISBNのこの部分はいったい何だ?
みたいな問題が出てたのを見た記憶があるので一応説明。

出版流通事情は後でまとめて説明するので
逐次刊行物については形態的、機能的な特徴の話。

そして『雑誌新聞総カタログ』で遊ぶ。
1.『雑誌新聞総カタログ』と付箋を回覧して
雑に開いたところに付箋を貼らせる。

2.付箋の貼られた部分に掲載されている
 雑誌・新聞名を片っぱしから読み上げる。

3.学生が未知の雑誌・新聞の存在に気付く。驚く。

4.「未知の雑誌」を調べる手段があることにも気付く。


地味だけど教員もちょっと楽しい。
50代女性のための雑誌があるなんて知らなかった。
あまり、効率は良くないかもしれないけど。

【図書館史3】【情報サービス概論3】

【図書館史3】
テーマ:古代地中海世界の図書館
アレクサンドリア図書館、ペルガモン図書館、羊皮紙の発生など。

導入はエーゲ文明とギリシャ神話の
クノッソス、ミノタウロス、イカロスなどのお話から。

線文字Aがどのようなものか調べ忘れてたけど、
世界の文字の図典に載っていたので来年は使おう。

あと簡単に説明するならこれ。
ナショナルジオグラフィック:アレクサンドリア図書館
http://www.nationalgeographic.co.jp/video/video_title.php?category=3&embedCode=JlYmtiOp5-mY48W3xJRIlEU0EgLuQ7Ke

羊皮紙の簡単な作り方を理解するならこれ。
history of paper kloster


それとビブリオテカ・アレクサンドリア・プロジェクトの記述も面白いです。

図書館史上ではピナケスを作ったことで有名なカリマコスですが
「髪の毛座」の元ネタを作った人らしいですね。
前から不思議だったんだ。
髪の毛座って星座にしちゃあ簡単すぎるだろうって。
いや、その問題は解決してないですが。

ペルガモンはトルコのベルガマをGoogle Mapで説明。
たぶん単語としてしか知らない人は多いはず。

ちなみにペルガモン図書館で連想されるのはヒストリエ(マンガ)です。
作ったのはアッタロス1世とその子であるエウメネス2世らしいので。
学生に通じそうなら授業でも触れたんだけどなぁ。

準備時間に余裕があれば、図書館史が一番楽しいです。
調査をしている時間が幸せです。


【情報サービス概論3】
テーマ:情報サービス発展の歴史と現状
ウスター公共図書館のグリーンから始まる人的援助の話。

テキスト以上にまとまっているものはなかなか見当たらない…。
論文も狭いテーマに絞りこまれているものが多く
さすがにそれをまとめる気にはなれない。

学生にテキストを読ませながら大事そうな名前をチェックさせた。

日本近代図書館史・情報サービス史に名を残す巨人たちは
一度覚えたら忘れにくい名前でちょっと助かる。

【資料組織概説2】【図書館概論2】

先週の火曜日メモ

【資料組織概説2】
テーマ:資料組織化の意義・分類の基礎
資料組織化の意義については
どのテキスト読んでも大体同じことが書いてある。

目録から話をすると用語が理解しにくいだろうことに配慮して
一番身近で理解しやすそうな分類の話から。

今のところ資料分類といったら
『本を分類する』以上の著書はまだ見かけていません。
記述が正確、厳密、丁寧でわかりやすいと思います。
コロン分類法までわかるなんて最高。

資料分類法の歴史についても話したけれど
実際に分類表が入手可能でないと
イメージが現実のものと結びつかなくて
どうしても盛り上がりには欠けてしまいます。
とはいえ英語で書かれても授業資料としては使いにくい。
さて、どうしたものか。
(とか言いつつ次の回でDDC,UDCを見せる)


【図書館概論2】
テーマ:図書館の役割・意義・種類とサービス
「君らは知らないだろうけど、
 図書館って実はこんなこともやってるよ」と言いたいだけの授業。
最初にそこから理解してもらう。

ほとんどの学生にとって
(司書資格や図書館への興味の度合いには関係なく)
図書館は「本の貸出」と「勉強」をするところだと思われているため
学生を驚かせるのは簡単。

雑誌記事とか、見たことがあるものを箇条書きで説明。
そのほか補強用に図書館サービス論のテキストで確認。

学生からの反応:
・図書館以外の場所で返却できたりするんですね
・取り寄せできるなんて知らなかったです
・うちの図書館しょぼいんすね…。

当たり前なのかもしれないけど
利用者が勝手に図書館を使えるようにはならないことを
証明してるような気がします。

ヒトやカネに余裕があれば
銀行のように丁寧な案内係を付けられるんだろうか。

そんな仕事やってみたいなぁ。

2010年4月20日火曜日

スタジオ? 印刷所? いいや日本点字図書館だ!

日本点字図書館(以下、日点図)に見学を申し込み、
2時間にわたりいろいろ丁寧にご案内頂きました。
皆様ご協力ありがとうございました。

ひとまず日本点字図書館について知らないという方は
公式ページをご覧ください。
入口右側にある看板のようなものは日点図のマークなのですが、
「指に○」(つまり点字のこと)を表現しているそうです。

また、基礎的なサービスや統計データについては
日点図が発行する『感謝録』というパンフレットに載っていますので
ご参照ください。
(これをまとめるのは骨が折れるので)

ここでは、おもしろいところだけご紹介。
まずは録音スタジオ。録音資料を作成する(資料を読み上げて音声を吹き込む)所です。
小スタジオ・中スタジオ・大スタジオなどがあります。

これは小スタジオ前の通路。カラオケボックスじゃないよ!
壁は完全防音です。



下は小スタジオの写真です。
だいたい4畳半くらいのスペースだったように記憶しています。
一人用の録音スタジオです。
奥の方に置かれているのは発音・アクセント辞典です(必要な理由は後述)。


これは机の上。
マイク、本を開いておくための器具などが見えるでしょうか。


録音に際しては「感情を入れない」「絵や図を声で説明する」「正しく発音する」
など様々なスキルが要求されるそうです。
そのため、ボランティアの方は厳選されているんだとか。

エキスパートのボランティアさんになると
利用者から「○○さんが録音した資料を聞きたい」などと問い合わせがあるそうです。
(考えてみれば、タイトル、著者だけでなく書誌データに
「話し手」という項目があったりするんでしょうかね?
尋ねてみればよかったかな。)


今度は中スタジオの写真です。
椅子が二つあるのが見えますでしょうか。


これは中スタジオにあるマスタ録音用の機械です。



今度は大スタジオの写真です。
大スタジオは副音声を録音するときに使ったりするそうです。


写真は撮影していないのですが、この大スタジオで
「企業の商品カタログ(音声版・CD-ROM)」を発見しました。
お話を伺ってみると、
企業からの依頼で「音声版商品カタログ」を作っているんだそうです。
商品説明を読むことが困難な場合に、いかにして商品を選ぶか。
この視点について考えたことはありませんでした。
勉強になりますね。


あと、大スタジオにはこんなものもありました。
オープンテープです。
実は生で見るのは初めてなのでちょっとドキドキです。


そのほか、撮影はしませんでしたが
スタジオの近くには音訳・点訳ボランティアさんが人名地名などを
下調べをするための資料室があります。

戒名・法名・神号・洗礼名大事典、江戸語辞典など、
「発音・読み」を正確にするための
普段あまりお目にかからないような資料が主だったように見えました。
音声を再生するということは、漢字を見るわけではないため、
「読めない漢字だけど同じ文字を書いてごまかす」ということはできません。
正確な発音・読みが重要なんですね。

録音するタイトルは、
ベストセラーやリクエストを踏まえて、
職員で構成される選書委員会において決定。
月10タイトル程度が選ばれるそうです。
ちなみに1タイトルを録音するのに4か月くらいかかるとか…。
(ボランティアさんの活動時間にもよる)

なお、録音が終わったデータは
編集ボランティアさんがページ、行などを入力して
貸し出せるデータに仕上げていくそうです。


○貸出について
現在、電話や窓口、郵便などで利用登録を受付しており
1万5千人ぐらい登録者がいるそうです。
全貸出のうち90%くらいが郵送(郵送料は国費負担)なんだとか。

録音資料は基本的にはケースに入れたまま管理し、
ケースごと郵送しているそうです。
ケースの中央部にある黄色いカードは
表に利用者の住所、裏に日点図の住所が書かれており
住所を書く必要がないという仕組み。すごい。
また、ケースの下部にタイトルが書かれていますが
紙をスライドさせてタイトルを隠すことで
利用者のプライバシーを守ることができるようになっています。




そういえば
「カセットテープなどは進む・戻るなど相対的な動作しかできなかったが
 DAISYはページ、行など絶対値の選択が可能なシステムだ」
というわかりやすい表現をいただきました。
授業で使わせていただきましょう。

それと
視覚障害者総合ネットワーク・サピエというサービスが新しく始まっています。
webページ読み上げソフトに対応するために
無駄のないレイアウトにするとか、
弱視の方向けに白黒画面にするとか、
なかなか興味深い機能がついてたのが印象的でした。



○レファレンスについて
レファレンスについてはあまり詳しく尋ねませんでしたが
「読みたい・聞きたい資料が点訳済み・録音済みか」
という問い合わせがけっこうあるとか。


○施設内の気になる写真
手すりが急激に段になっているのは、
「階段と踊り場の境目」をわかるように。


あたりまえかもしれないけど館内地図も点字付きです。
一度触っただけで頭に入れてしまう方も多いそうです。


自販機の商品模型の外側にも点字。
中身を入れ替えるごとにシールを張り替えるそうです。
普段見かける自販機にもあちこちに点字が書いてありますが
シールまでは見たことがなかった。

自販機に関しては、機械を操作することより
お金を落としてしまったときの方が大変なんだそうです。
なるほど。


○点字の印刷について




○そのほか
文芸春秋などの雑誌をカセットテープで録音・貸出してた頃は、
録音→貸出→返却→データの消去→新刊を録音→貸出というサイクルだったそうです。
そしてデータ消去する際には「消磁機」という
機械を使って磁気データを消していたそうです。
テープをベルトコンベアーに乗せて流すと
中央あたりで強力な磁場を発生してデータを消去、という仕組み。
(あまり正確に理解してないかもしれません)


○点字タイプライター



○墨字辞書と点字辞書
写真中央に置いてある白い資料はコンサイスの英和辞典です。
そしてその後ろにある赤い資料群はコンサイスの点字英和辞典です。
コンパクトな小辞典クラスのものが、点字にすると百巻になります。
さすがに日点図で作成したわけではなく、
東京点字出版という出版社から取り寄せたそうです。 



○点字毎日:日本で唯一の点字新聞



○現在開催中の展示会
高橋りくさんという方が「スナエ(香りつきの触れる芸術)」の
作品を館内にいくつか展示されています。 
絵の解説も点字付きです。
(2012.2.20毎日新聞の夕刊に記事が載っている)


○おまけ
・点字ブロック
安全交通試験研究センターによると点字ブロックは岡山県で故・三宅精一氏が昭和40年に開発されたそうです。
JIS T 9251:2001によって規格化されています。
点状のブロックは「警告ブロック」(止まれ、警戒しろ)、
線状のブロックは「誘導ブロック」(道が続いてることを示す)。


・サイン入り


・点字地球儀


・関連書籍
愛の点字図書館長などを読んでみるのもいいかもしれませんね。

著作権マニュアル2008 新版 見えない・見えにくい人への情報提供サービス
研究費で購入しました。近いうちに手に入れられるはず。


○感想:
さて、この記事は皆さんのお役に立ちましたでしょうか。
個人的には、目の不自由な方への理解を少し深めることができた気がしています。
同時に未だあまり理解をしていなかったこともわかりました。

18歳以上、障害者手帳を持っている、という条件に当てはまるだけでも
31万人の視覚障害者がいると言われています。
そのうち全盲が20万人、
さらにそのうちの1割程度しか点字を読めないという話も伺いました。

もし役に立ったというのなら
webサイトからの寄付、愛のポストカード運動・愛のCD運動へ
ぜひご協力されてみてはいかがでしょうか。

2010年4月17日土曜日

【文書管理2】【学習指導と学校図書館2】

【文書管理2】
テーマ:文書管理の基礎知識
前回みたビデオそのシリーズの解説。
10年近く経っているけれど、基礎的なことはわかる。
普通に流しているとメモを取るには速すぎて難しい。
ライフサイクルモデル、アカウンタビリティ、文書管理の意義
は事前に説明してから映像を流した方が
もっと理解しやすい形だったかも。

映像資料を使う際は、最低限の基礎用語がわからないと
ぼんやりした印象しか残せないという点は注意したい。


【学習指導と学校図書館2】
テーマ:学校の基礎知識
学校環境あたりの話は半分くらい
学校経営と学校図書館2と同じなので異なる部分だけ。

例年通り「学校図書館の思いでアンケート」を実施。
はたして学生たちにとって図書館は身近な存在だったのか。
集計結果は来週の授業で!

筑波大学附属図書館でコメニウスの世界図絵を公開しているので
せっかくだから日本語で書くとどうなるのかを
簡単に説明してみる。

あと、学校図書館の現状に関する調査を簡単にまとめて
学校図書館の状況を説明。

ベネッセ教育開発センターで行っている調査から興味を引く結果を探すことは来年の課題。

2010年4月15日木曜日

【学校経営と学校図書館2】【図書館資料論2】

【学校経営と学校図書館2】
テーマ:学校教育環境と学校図書館
教育用語の基礎、各種統計、
生涯学習(リカレントやリメディアル)、社会教育、などのお話。

参考にした資料:
平成20年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果(小中不登校等)について

小学校の不登校は314人に1人。きっかけとなった理由No.1は
「本人に関わる問題」を除くと「親子関係をめぐる問題」。
なんか悲しい結果だ。
中学校の不登校は35人に1人。きっかけとなった理由No.1は
「本人に関わる問題」を除くと「いじめを除く友人関係をめぐる問題」。
いじめではないらしい。

平成20年度子どもの学習費調査
小学校入学~高校卒業までかかる平均費用は
公立のみの場合、約550万円、私立のみの場合、約1,662万円。
子どもが2人いたら家一軒に手が届きそうだね。

今回はやれなかったけど
『世界の統計』の「教育」部分をまとめても面白いかもしれない。

そしていろいろ調べてたら
「子ども読書の情報館」なるものを発見。
どうやら最近できたものらしい。そのうち学生に紹介してみよう。

生涯学習に関しては
よくわかる生涯学習の前半部分からいろいろ参考にさせていただいた。
図書館概論あたりのために後半もしっかり読んでおきたい。
司書資格関係の科目で、生涯学習論とコミュニケーション論だけは持ってないから
流用がしにくくてこまる…。

あと時間がなくて1章しか読めなかった社会教育の基礎
来年までには読んでおきたい。


【図書館資料論2】
テーマ:図書館の機能と揃えるべき資料

とくに面白い資料はなし。
ただし、学生にとってマイクロフィルムというのは
未知の物体らしく、肉眼で確認させたら面白いかなと思う。

2010年4月14日水曜日

【図書館史2】【情報サービス慨説2】

【図書館史2】:文字と記録媒体の発生
70人中50人くらいが暇つぶし履修という脅威の授業。
古代において発生した文字と、その特徴
表音文字、表意文字、音節文字、音素文字など
パピルス、粘土板など初期の記録媒体について説明。

無駄なく粘土板の使い方を見るためにこの動画を2分くらいまで見る。
Writing a cuneiform tablet



パピルスの作り方を簡単に説明している動画もみる(かわいい)。
History of paper - papyrus

シリーズの他の動画もおもしろいけれど、
それはまた別の機会に使わせてもらおうかな。

そしてヒエログリフの50音訳を見せ、各自の名前を書かせ、
絵を描くことの大変さ、かなやアルファベットのありがたさを実感してもらった。
ヒエログリフを手っ取り早く理解するなら
齋藤悠貴著『古代文字が書ける、読める、描ける』がおもしろかった。
オススメ。
右からでも左からでも読めるというのは、なかなかの衝撃でした。

死者の書(Book of the Dead)の写真は
メトロポリタンミュージアムできれいなものがいくつか見られる。
パブリックドメインになっているようにも見えるけど、
あまり詳しくは確認してない。


学生の反応:
「YouTubeだ」「ようつべだ」「まじっすか」
うちの大学は平均年齢が異様に高いからしょうがないかもしれないが
そんなに驚くような話だったとはなぁ…。

また、ヒエログリフの50音訳を見せ、
各自の名前を書かせてみたところ
提出するわけでもないのに
やけに真剣に取り組んでいたのが印象的。
作業をさせると楽しそうにするのね。

でもわき道にそれすぎたかな…?



【情報サービス慨説2】:図書館の機能と行われる情報サービス
図書館の基本的な機能やサービスと、
情報とは、サービスとは、などを説明。
特にこれといっておもしろい資料はなし。

途中でシャノンとウィーバーのコミュニケーション伝達モデルに関する話を思い出して
それっぽい図を黒板に書いて説明。
テレパシーが実在したら情報はどう伝わるのか考えさせてみると、
なかなか興味深そうに聞いていた。

来年はエントロピーの話も
しっかり調べたうえで資料にしておきたいところ。
まあ、来年の職がどうなってるかわからないけど。

【資料組織概説1】【図書館情報学概論1】

今日もインターネットの片隅でじわじわ更新。

【資料組織概説1】
図書館の達人 司書実務編2 機能する目録作り

カード目録からコンピュータ時代に変わったころに作られたビデオ(VHS)。
コンピュータ目録のメリットだけでなく問題点
(後ろから見られるとプライバシーの問題が、など意外と気がつきにくい点も含めて)
などが説明されていて個人的には楽しめた。
上手な件名の付け方を簡単に説明している点もありがたい。

メインはややカード目録よりで、
例えば、タイトルや著者の記載方法の注意点なども
説明されているものの、カード目録での説明となっている。
OPAC全盛の時代に…と思うところもあり。
初回の授業時、まだ「目録」という言葉の説明も
していない学生には少々難しかった。失敗。
来年の初回授業時は新しいの探した方がよさげ。



【図書館情報学概論1】
筑波大学の週5図書館どうですか、から。

図書館は決して勉強するためだけの所じゃなくて
もっと役に立つ所なんだよ、
と説明するのに便利だったので拝借してしまいました。
関係者の方がいたらお詫びするところ…かな?

自分の大学でも図書館紹介動画などを
作ってみたい気もするけど、一人では厳しい…。

2010年4月11日日曜日

授業資料パスファインダー化計画

チャレンジ企画としてこのブログでは
授業時に使った参考資料を延々と垂れ流していこうかと考えています。

その意義は複数考えられますが

1.学生の自学自習用
2.他大学の教員との情報交換
3.ある日、突然教員になってしまった人(2年前の僕のような人)に
 参考資料を伝えるため
4.学期が終わった段階で
 授業ごとのパスファインダーが作成可能になる

概ねこんなところです。


パスファインダーに関してはこの論文
読んだときから興味を持っていて、
自分の授業資料用にぜひ作りたいと考えていました。
学生の授業外学習を促していきたいと思っておりまして。

現状では、授業が完成するのが当日や前日なので
作成はほぼ不可能なのですが、
毎回の授業で使用した資料のリストを書いておけば
学期が終わるころにはリンク集くらい作れるようになるはず。

労力に対して得られる効果の点では疑う部分が多く
この話をした友人やゼミの先輩方からは止められましたが
上記1~3の目的のために
垂れ流すついでなら、まぁ、納得いただけるでしょう。



あとは心が折れないことを祈るだけだな…!

【文書管理1】【学習指導と学校図書館1】

【文書管理1】
記録管理の基礎 企業編

この授業に関しては「文書管理と情報技術」という
電子化ファイリング検定B級資格用対応テキストを使って
お茶を濁す気満々で先行き不透明なので
今後このブログには登場しない可能性も。

とりあえず今回は上のビデオを流してみた。

文書管理ができなくなると企業では
PL法への対応とか、商品開発戦略、ノウハウの継承などの点について
困るということを教えてくれます。
特に間に挟まるラーメンズのコントがニヤリとさせてくれます。

メモをとりながら授業を進めるとしたら
90分でちょうどかもしれないというくらいの文字の量。
文書管理の環境は法律面などで
近年変化したという印象もありますので
少々古いかもしれないのですが、基礎を理解するにはいいでしょう。



【学習指導と学校図書館1】
司書教諭の仕事

「司書教諭の役割」は"ニーズ"を中心に話が進んでいたけど
こちらは実例を説明しながら(「読書科」を作った話や指導方法など)
どのように授業や児童生徒、教員と関わるかを説明しています。
教育委員会の人(?)へのQ&Aはなくてもよかった気がする。

ナレーションの存在は大きいですなぁ。

【学校経営と学校図書館1】【図書館資料論1】

【学校経営と学校図書館1】

司書教諭の役割
ストーリーではなく、
ナレーション付きの映像+インタビューがおもな構成。
学校図書館現場の密着取材映像という印象。

クラス担任、校長、教員、司書教諭など様々な面から
関わりを持つ人へのインタビューなどがあり、
聞いてニーズを理解しやすい形式です。
打ち合わせ、Team Teachingなどの現場の様子も
見られてイメージがわきやすいところもいいですね。

現職司書教諭がみると、
「うちもあんなにみんな協力的だったら…」と
羨む可能性が高いかもしれません。

初回に見せたことは最適だったと思います。
自分をほめてあげたい。



【図書館資料論1】

博物館実務ビデオ講座 ; . 美術工芸品の取扱い方 ; 3
巻子・折本・冊子の取扱い


いまいち適切なものが手に入らなかったので
おもしろそうなタイトルに惹かれて
事前に確認せずビデオを流してみました。

ちなみにここでいう冊子とは古文書・古文献です。

旋風葉(せんぷうよう)、粘葉装(でっちょうそう)、
綴葉装(てつようそう)、袋綴装(ふくろとじそう)、
明朝綴(みんちょうつづり)、大和綴(やまとつづり)など
和装や綴じ方を目で見てみたり、部分の名称などを覚えるのに使えそうです。

「図書館のわき道」のコンセプト的には
とてもいいビデオで発見して嬉しいですけれど、
初回の授業にはあまり適さなかったような気もします。
自分をけなしてあげたい。

でも案外図書館史あたりにも使えそうですね。
和装の綴じ方は国立公文書館(つくば)に行ったときに
紙で資料をもらった気がするけども。

あと探索の過程でブログ的におもしろいものを見つけたよ。
http://web.me.com/sundai_podcast/tokukensite/Nomura_Laboratory/Nomura_Laboratory.html

2010年4月10日土曜日

【図書館史1】【情報サービス概論1】

水曜日は図書館史と情報サービスの日。
初回はガイダンスと模擬的な授業と映像を見ただけなので
映像資料だけ。レビューとは言えない程度のメモを。


【図書館史】
NHKスペシャル 大英博物館 第1集 メソポタミア
6825円

楔形文字、メソポタミア、アッシュルバニパル図書館などの
古代図書館史重要ワードが出てきます。
なぜ文字が生まれたのか、文字がどう機能していたのかについても
簡単に説明されています。

このビデオでは大英博物館の学芸員が
葦で実際に粘土板に書きこむ映像が2分程度?見られますので
その部分だけでも授業で見せる価値があると言えるでしょう。

個人的にはシュメール人の生活の話などが興味深いのですが、
長いので授業での使い方は考えないといけないでしょう。

NHKアーカイブスでも見られるようですね。



【情報サービス概説】
新・図書館の達人1 情報基地への招待
20,000+税

図書館の基礎的活用方法と機能をストーリー仕立てで紹介するビデオ。
謎の恋愛要素つき。

大学での図書館活用能力の基礎にちょうどいいかと。
図書館法31条の話だったり、OPACの簡単な説明だったり
図書館サービス論の1回目で見せても良かったかも知れないです。
でも図書館サービス論では多文化サービスのビデオとか
見せた方がインパクトとしては面白そうだからなぁ…。

基礎的な図書館機能の紹介にとどまっているので
時代の差などはそんなに感じません。
少なくとも内容面では。

2010年4月9日金曜日

年度はじめの教員の心境

7日から授業が始まりました。

授業開始のときは教員だって緊張します。

どんな学生が履修するんだろう、
授業中静かにできない学生の相手は勘弁、
でもいろんな人に授業受けてほしい、
半人前でごめんね、など思うところもいろいろです。


僕の担当科目では、
「授業方針等の説明+授業(20分程度)+関係する映像」で初回を終えます。

初回は履修の判断をするための授業です。

全学部、全学科、全学年を相手に開かれた授業ばかりなので
図書館司書を目指す学生だけが授業をとるわけではなく、
暇を埋めるため、単位数を稼ぐため、教職免許のためなど
様々な目的を持って学生がやってきます。

着任当時は図書館に興味のない学生、
前提知識を一切問題にできない環境などが
とても苦痛だったことを思い出します。

最近はそのような学生をこちら側に
引きこむことが楽しくてしょうがないんだから、わからないもんですね。

40人前後を相手に対話型の授業を
できるくらいの余裕が出てきたからかもしれませんけどね。



とりあえず今年の目標は
自分が育てた学生を図書館の正規職員にすること。
(昨年度は契約職員が一人。本気で希望する人も他にいなかった。)

本気で司書を目指す人については
オフィスアワーなどの別枠時間に面倒をみることにしました。

学会業務、小テストの追加なども相まって
さらに自分の首を絞めることになってきましたが
今年度も命を削って頑張りたいと思います。





___おまけ___
5日から39度前後の熱がまったく下がらなかったので
危うく初日から休講にする寸前だったのは内緒☆

2010年4月4日日曜日

仕事に行き詰るとレゴブロックで遊び始める

今回のテーマは移動貸出車。
・ブックモービル、巡回車と言われることもある
・分館が各地にできたから使用する必要性が薄くなり、
 日本では数が減っている
 (と、日本の図書館:統計と名簿あたりに書いてあった気がする)




あり合わせのパーツで作っているので
配色センスのなさはご愛嬌。



両側が開けられるようにするのが大変だったけど
写真にするとそこはかとなく漂うがっかり感。
うーむ。

いずれはLEGOで図書館を
作ってみようかと思うけど先は長そうだなぁ。