パピルスを作ろう【3日目】

2011年8月9日火曜日

授業用メモ

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1日目はこちら

パピルスを作ろう【2日目】を書こうかとも思ったのだけれど、

こんな感じで水の色がちょっと変わったくらいなのであきらめました。



写真だとわからないね。


長さ、厚さには特に変化なく、
色がちょっと濃くなった気がする、
表面にぬめりがあるようなないような気がする、

せいぜいそんな感じです。


あこがれの様式美、「おやすみ君日記」に近づくチャンスを逃したかもしれない
と考えれば残念ではあります。



さて今日の作業は「ローラーで伸ばす」のみでして、時間にすれば10分程度のものです。

100均で必要なアイテムを揃えるにあたりローラーがなかったので、
めん棒で代用することにしました。


都合よく落ちていた硬い板の上でプレスをします。



この手は研究室の同級生兼後輩のW君のものです。



ここで厚さについて比較用の写真を出しておきましょう。


プレスする前の厚さはこのくらい。



測ってないけど乾燥片だった時とほぼ変わらない感じ。



プレスした後はこんな感じになります。




特に全力で頑張らなくてもプレス可能です。


そして次の写真ではよく見ると白い部分がありますが、
これはもしかすると水が染み込みきれてないのかも。

触った感じでは大丈夫そうだったけどよくわかりません。



そのためのプレスだ、ということにでもしておこう。



終わったら水を変えてまた2日間浸します。


水に浸してみると、なんか裏側が透けて見えるようになりました。




んー 繊維の向きでも変わったのかなぁ?


ちなみにプレスしても長さなどは変わりませんでした。



見た目は、メンマに一歩近づいたような。

手の込んだいたずらに使えそうだけど、もういい大人だからやらないよ。




そして水を吸って元のようにふくらむパピルス片。





もともと乾燥した状態では

「綿が混じったようなふわふわ感のある薄い木片」のような感じだったのに、


水に浸してプレスした後だと

「茎のような繊維質な堅さ + 水を含んだスポンジのようにジューシー」と表現されるものに!





ダ、ダメだ…伝わりきらない気がする…。

自分ではいい線いってる表現だと思うんですが…。



どうしても気になったらお試しあれ、ってことです。



ちなみに今度は水に沈むようになったので重しは必要なくなりました。

2日後もまたローラーをかけるだけなんだけど、何か変化は生まれるのでしょうか?


期待しつつ次回に続く!

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自己紹介

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ある日突然図書館司書資格関係の科目を教えることになり、司書と司書教諭の必要科目の大半を担当していました。次に図書館関連の道具を販売したり建築・改築をする仕事に転職し、図書館の機械化部門で図書館システムやらIC関係の仕事をしました。現在は大学図書館の司書(大学病院図書室、電子資料契約、RDM等の担当)として勤務。 ブログは教員のころに始めたものなので、当時からするとコンセプトは大きくずれているけど、まあよしでしょう。 博士(図書館情報学)。

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