これは図書館に受け入れる資料から
タイトルなどを抜き出したり、分類などの記号をつける科目なのですが、
演習と名がつく通り学生に課題を頑張ってもらう時間も多く、
教員にも暇な時間があったりします。
そこで今日は『日本目録規則(NCR)』という
「検索用のデータベースや目録に登録するデータのとり方に関するルールブック」みたいな本の、
巻末についている用語解説集を読んでました。
授業では時間の都合などにより図書や雑誌のデータのとり方が中心になり、
それ以外の資料のデータのとり方についてはあまり踏み込まないため、
用語集で引いたことがない用語もけっこうあるのです。
ということで、今日初めて勉強した用語はこちらでございます。
- 隻 ― 左右一対の屏風の,一方だけを数えるときに用いる語。
- 双 ― 左右一対の屏風の,対を単位で数えるときに用いる語。
- マイクロオペーク ― 縦および横の方向にマイクロ画像を収めた不透明な材質のシート。
- 目首 ― 目次の冒頭の語句。
- 屋号 ― 近世において出版を業とした家の称号。一般には商家の屋号も入る。
- 零本 ― 欠巻・欠冊が多くて,残存部分が少ない資料。端本。
どうも僕の人生では、片手で数えられるくらいしか出番がなさそうです。
まあ、そこが楽しいんだけどさ!
出版用語な気もするけれど、目録用語は奥が深いですね。
ところで、改めて用語解説やら他のルールを眺めていたら、
「カタロガー(データの登録などをする人)にとって最も苦しい資料は何か」について
とても気になってきました。
単純に考えると、
"何も書いてない資料"、"発音が想像できない謎の言語で書かれた資料"
あたりかとは思うのだけど、
形やら、入手条件やら、出版形式も含めて考えないと…。
よし、そのうち「もっとも難しい架空の資料」の条件を割り出すチャレンジをしよう!
この企画が有意義かどうかは別にして、勉強にはなるだろうし、おもしろそうだから。
余裕があったら実際にその資料を作ろう。
そして、その時のタイトルは
「半人前が目録規則に挑戦状をたたきつける」とかにするんだ。
あ、なんかワクワクしてきた!
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