これは以前王子にある紙の博物館のミュージアムショップで買ったものです。
どうせ作るなら夏が良さそうなのでしばらく放置していたのですが、
いつの間にか来てましたね、夏。
ということで作り始めました。
キットの中には説明書と切リ出した後のパピルス片が入っております。
作業の流れはこんな感じです。
2、3日パピルス片を水に浸す
↓
パピルス片をローラーで強く伸ばした後、入れ替えた水に2日間浸す
↓
再びローラーで強く伸ばし、水に3日間浸す
(パピルス片に粘着力が出てくるまで浸す)
↓
パピルス片を丁寧に並べて布で包み上からローラーをかける
↓
新聞紙で挟み、上から重しを置いてプレス。
2時間後、6時間後、24時間後に新聞紙を交換する。
完全に乾燥するまで続ける。
この段階で外気に出すと紙は反り返るらしい。
約10日間かかるわけですが、ほとんど水に浸している時間ですね…。
最初は自分で刈り取ってくるところから始めようとしていたけれど
思いとどまれてよかったです。
製法については、
ほかにもパピルス片を叩きまくる方法などがあった気がするので、
あくまで一例としてってことなんでしょうけど
たぶんかかる時間はそんなに変わらないんだろうなー。
見てわかるとおり今日は浸すだけなんですが、とりあえず写真だけ。
浸したところ。
この段階では軽いので重しを乗せて無理やり沈めます。
次の段階になると放っておいても沈むらしいです。
しかしどうしたものか…。
授業用に写真を撮るのが目的だから特にひねる必要はないのだけれど、
キット通りに作っただけでは小学生が行う夏休みの課題よりも残念だ。
そんなわけで
「現代だったら何に使えるのか?」ということを考えるために
紙の品質に関する規格などを探してみたんだけれど、結果はイマイチ…。
もう少し探してみましょうか。あと10日はあるし。
あとは「パピルス vs 現代文房具」くらいやればネタになるんだろうか?
うーん なんとか有意義に使っていく方法を考えたいなぁ…
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