学生に読んでほしい本2

2010年8月31日火曜日

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半年ブログ書いてまだ2とか、この職務怠慢!と
言わるかもしれないんですが、いやいや、ちゃんと読んでますよ。
学生にオススメしにくいものばっかり読んでただけです。

今回はタイトルが気になっていた、坪田知己『2030年メディアのかたち』,講談社,2009 を読みました。

プロローグ + 1~8章 +エピローグ という構成で
前半は、簡単なメディアの発展史(インターネット発展のキーマンの解説含む)
後半は、既存のメディア(特にマスコミ)がどうなりそうかについて書かれています。
ところどころ出てくるモデルや「人の興味を引き付けるメディア史ネタ」は
授業で参考にさせてもらおうかなと思う部分もありました。

図書館司書を目指す学生さん(大学3年生あたり)の基礎知識として、
4章あたりまでは、ぜひオススメしたいです。
僕がメディア論の知識が乏しいからかもしれないけど、
そのあたりまではわくわくしながら読めますよ、きっと。

そして本文中で触れられていた動画についてメモ。

EPIC 2014 日本語字幕版

※2014年にはこうなる!という架空のメディア史。
 アマゾンとグーグルは合併してグーグルゾンになってないよね?
 2015も探すと出てくるよ(ただし英語)。

KnowledgeNavigater 日本語字幕付

※画質注意


ちなみに僕は2030年にどうなるかという見解が知りたくて
この本を手にとったのですが…。
(5年後や10年後は現状から方向性くらいは予想できても
 流れの速い現代において20年後を予想するってんなら
 さぞかしすごいことが書いてあるのでは!?と思って。)


そんなに驚くほど革新的なことはなかったかな、
というのが正直なところです…。
20年後ってのは、まだ現状から予想される世界なのかな。
技術的な話がないのも新書だからしょうがないけどさ…。


てっきり
脳内で考えたことが記号化されて(しなくてもいい)即座に自動で検索できて、
しかも視界の中に、他人には見えない検索結果一覧があらわれて、
マバタキの回数でその中から一つを選んで表示するシステムとか
出てくるのかと思って勝手に期待してしまった。

いや、根拠のない勘としての20年後だけどね。


CNNの元記事が消えてたし、ホントかどうかわからないけど、
↓とかかなりおもしろかったし、案外いけるんじゃないかと思って。
(*゚∀゚)ゞカガクニュース隊 脳から直接ブログに投稿する装置? 米大学院生が開発


ああ、でも最後の方にほんのちょっとだけ書かれていた
「情報無価値説」がどんなモデルで表現されるのかとても気になる。
そのうち改めて探してみよう。

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自己紹介

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ある日突然図書館司書資格関係の科目を教えることになり、司書と司書教諭の必要科目の大半を担当していました。次に図書館関連の道具を販売したり建築・改築をする仕事に転職し、図書館の機械化部門で図書館システムやらIC関係の仕事をしました。現在は大学図書館の司書(大学病院図書室、電子資料契約、RDM等の担当)として勤務。 ブログは教員のころに始めたものなので、当時からするとコンセプトは大きくずれているけど、まあよしでしょう。 博士(図書館情報学)。

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