羊皮紙を触った感想を問う

2011年4月28日木曜日

授業用メモ

t f B! P L
羊皮紙工房さんから羊皮紙(一番大きいやつ)を一枚購入し
学生に触らせてみました。

その感触や素材の性質を学生たちはどう表現するのか? 
一部抜粋してみました。

  • 思ったより硬い。スクールかばんの中敷きより硬い
  • 丸めて保管するとくせがついて平らにするのが大変そう
  • パピルスより書きやすそう。折ったら割れそうなので扱いにくそう
  • 芸術の授業で使う厚紙と変わらない印象。一部ざらざらしている所もあり、動物性であることを感じさせる
  • 背骨の跡もあって普通の紙とは印象が異なる。
  • インクで文字を書いても染み込みにくそうで、これを使って書物を作っていたなんて信じられません
  • かたくてつるつるしていて水性のペンでは書けなそう
  • 鉛筆で書いても消しゴムで消えなそう。シリコンとプラスチックの間みたいな感触。
  • 犬小屋にある毛布のにおいがした
  • 紙が便利すぎるのかもしれないが、コスト面を考えると文字を残すには向いてなさそう。

ぜんぶ納得がいく感想かと尋ねられると悩むけど



個人的には、

  • プラスチックを3%ぐらい混ぜ込んで厚めの画用紙作ったらこうなりそう。
  • 折り曲げても割れはしないだろう。頑丈。"とても乾燥した皮"であることは間違いない。
  • 書きにくそうではある。書くというより彫りこんで染み込ませる感じなのかも?
  • 研究費で落とすつもりが自腹になってそれなりのダメージを受けるようなお値段というのは、コスト面で難あり


などと感じております。 研究費…。




いろいろ比較をして考えると、やはり紙というのはすごい発明なんですねぇ。

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自己紹介

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ある日突然図書館司書資格関係の科目を教えることになり、司書と司書教諭の必要科目の大半を担当していました。次に図書館関連の道具を販売したり建築・改築をする仕事に転職し、図書館の機械化部門で図書館システムやらIC関係の仕事をしました。現在は大学図書館の司書(大学病院図書室、電子資料契約、RDM等の担当)として勤務。 ブログは教員のころに始めたものなので、当時からするとコンセプトは大きくずれているけど、まあよしでしょう。 博士(図書館情報学)。

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