最近みつけた図書館関係動画 vol.8(2011.3.31)

2011年3月31日木曜日

リソース(映像)

t f B! P L
こっそり続ける企画。今回はなかなか面白いものが揃った気がします。

ちなみに、今月この界隈でもっともホットだったネタといえば、
「Asians in the Library - UCLA Girl」関連でして、

パロディにされたり、歌にされたり、踊りにされたり
ものすごく盛り上がってますが、残念ながらここではパス。
グローバルな祭りって火がつくとおっかないなー。
__________


今回紹介する最初の動画はこちら。
東北関東大震災 福島県いわき市の図書館の様子/atsushing1993(YouTube:2011年3月13日 投稿 1分32秒)



いわきだったら震度6弱くらいかな。


一番大きな地震が起きたとき、僕自身は筑波大学図書館(図情)でDVDを見てました。

特に動揺もしなかったし、動くことも難しくはなかったけど、
カメラを回すという発想にはならなかった。

多くの人はたぶんそう。良いとか悪いとかでなく、たぶんそう。
それどころじゃないの。

多くの図書館には防犯カメラがあり、
その映像から震災時の状況を見られるでしょうけど、
それらは一般に流通しにくい映像。

これだけ大きい地震の利用者視点映像は貴重な気がしますね。



次はこれ。
Learn About Mrs. P's Magic Interactive Library

Mrs. P's magic libraryというのは、
「作品やジャンルから選べる読み聞かせビデオ集」とでも表現するべきかな。

Kathy Kinneyという女優が扮するMrs. P が読み聞かせをしてくれます。
(かなり上手いと思う。英語がわからなくても見るべき。)

収録されているのはメジャーな作品が多いみたいです。
ジャックと豆の木とか、ピーターラビットとかありました。
(手っ取り早く探すには、トップページから"View Just Videos"をクリックするといいです)


特に新しいサイトってわけでもなさそうだけど、僕は驚いたので。

日本には似たようなものないのかな?

やっぱり著作権の壁が厚いのかな? 時間のあるときに探してみることにしよう。




次は、なんだか著作権的な問題が怪しいので、
こっそり書きますが「D'Artagnan vs. Book Wheel」(YouTube)で、
book wheelが動いている貴重な映像が見られます。
三銃士の1シーンらしいです。

もはや現代で使われるとは思えない代物だから
動いているだけでなんか嬉しい。

それにしてもよくこんなシーンを切り取って流通させる気になったな…。



意外なところからも1つ。

How To Take Care of Library Books/Kestover(TeacherTube:2009年8月18日 投稿 5分38秒)



図書館から借りた本をどう扱うべきか、
子供向け教材として使えるように撮影・編集されたビデオ。

ところどころ一時停止しながら「今の行動は何が問題だったか」を
考えさせる仕様になっています。

サウンドエフェクトがかかった瞬間とか、
犬の顔が無性に面白かったのでピックアップ。

作りは簡素だし、
誰か日本語版を作ってアップしたらいいのに、と思わなくもない。




最後はNHK ITホワイトボックス

高校の情報科教員 兼 司書教諭の人に勧められた資料。

しかしオンデマンド有料配信かDVDのみでしか見られない。

第5回 WEB検索はなぜ速いのか?DVDならvol.2)が気になったのでオンデマンドで視聴しました。


時間は約24分。この回のゲストはNIIの高野明彦教授

構成としては、
・クローラ
・ページランク
・パーソナルサーチ  に焦点を当てて進行していますが、

それ以外にもインデクシング、自然言語や、
連想検索として風 [KAZE]などについても
少しずつ説明されています。


検索アルゴリズムを勉強する際の初歩とか、
司書資格をとりにくる学生には適切な難易度でしょうかね。

やっぱりNHKはわかりやすいです。あとアニメーションが可愛い。

210円払っても3日で見られなくなるというシステムだけが不満です。


もう一段階踏み込んだレベルで勉強したい!という方には
日経BPソフトプレス『体系的に学ぶ 検索エンジンのしくみ』という本がおススメです。





今月は新しい動画ばかりではなく1、2年前の動画や資料と
運よく出会ってここに並べることになった印象です。

まだまだ知らない資料が僕を待っていると思うと、楽しみは尽きませんね。


来月もお楽しみに!

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自己紹介

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ある日突然図書館司書資格関係の科目を教えることになり、司書と司書教諭の必要科目の大半を担当していました。次に図書館関連の道具を販売したり建築・改築をする仕事に転職し、図書館の機械化部門で図書館システムやらIC関係の仕事をしました。現在は大学図書館の司書(大学病院図書室、電子資料契約、RDM等の担当)として勤務。 ブログは教員のころに始めたものなので、当時からするとコンセプトは大きくずれているけど、まあよしでしょう。 博士(図書館情報学)。

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