vol.11まで来たってことは、この企画もうすぐ一年経つってことなんだね。
はやいはやい。
福岡県立図書館のビジネス支援/FukuokaPrefLibrary(YouTube:2011.5.19 投稿 2分18秒)
動画でサービス紹介って珍しいなー、多くの人が見てくれたらなーと思ったのでご紹介。
でも動画で文字を読むのはちょっと辛いかもしれないですね…。
海外の例を見ると仕事・サービスの風景なんかを撮影して
紹介していることが多いようです。
とはいえ他国も国立、公共等の館種を問わず再生数が伸び悩んでる感はあり、
もしかすると「図書館のサービスを動画で紹介」というのは
受け取る側の準備が整ってないという可能性もありますが…。
ちなみに図書館のCMでおもしろいのはこれ。
funny library comercial/thejugglerrr(YouTube:2007.7.26 投稿 1分21秒)
最後に出てくる「Reading Increases the Imagination」が最高です。
本を読むことによる効果を上手に表しているフレーズだよね。
あとはこれ。#2も面白いですよ。
Lexington Library Commercial #1/director665(YouTube:2006.8.22 投稿 31秒)
日本だと「物を大切にしないなんて不快です!」みたいな
クレームが大量に来る可能性が高そうだけどね。
CMとは関係ないですが、最近はこんなのも見ました。
【ニュースの読み方】公立図書館の不思議[桜H23/6/1]/SakuraSoTV(YouTube:2011.5.31 投稿 6分39秒)
動画を見る人のためにすこしコメントを書きましょう。
動画では『くじけないで』(柴田トヨ著)を比較対象として、『おひとりさまの老後』(上野千鶴子著)『オモニ -母-』(姜尚中著)が多すぎるという論で話が進んでいます。
練馬区・杉並区の所蔵数・貸出数とを基に指摘をされているようなのですが、
ならばと思って練馬区・杉並区の図書館のOPACを見てみたんですよ。
『おひとりさまの老後』は2007年に出版されたものであるせいか、
確かにそれほど激しい貸出状況ではない様子。
しかし杉並区の図書館では『女ぎらい ニッポンのミソジニー』(上野千鶴子著)という2010年に刊行されたものは予約66人待ち。所蔵数はよくわからないけど。
『オモニ -母-』はすべて貸出中。
所蔵数は確かに多いのだろうが、貸出回数も多そうだし別に不思議ではない気がした。
何よりメディアの露出が多い「有名人が書いた本」ってのはそんなもんだと思う。
利用者の需要を満たす所蔵数ではあるし、
大量に複本を買って後でいらなくなるのはよくある話。
外から調べられるかどうか知らないけれど
「リクエスト数」とか「選書方針・選書基準」なども調べてみないと
「偏った思想によって蔵書が構成されている」という結論に持っていくのは無理があると思う。
そのような結論に持っていくためには
「なぜか所蔵数が多い」のなぜかという不自然さを説明し、
そのうえでそれが偏った思想によって生まれていることを説明しないとダメで
今回はそこまで至らない論の展開であるように見えました。
あくまで私見ってやつですが。
次の動画はこれ。
New Orleans Annual, June 24, 2011: The ALA Store/AmLibraryAssociation(YouTube:2011.6.24 投稿 2分53秒)
ニューオーリンズで行われているAnnual Conference and Exhibitで出展しているALAグッズの動画。
図書館のグッズ販売って何を売ったらいいんだろう
日本でもいろいろやってるけど売れてなさそうだよな、
図書館の独自性を感じない場合が多く、コレだ!って感じにならないし…
という疑問を前から持っていたので参考に眺めたりしていました。
本とか絵ハガキとか、しおり、バッグなど実用品に落ち着くようですね。
「TOP SECRET」と書かれたテクノロジーレポートとやらも気になるけど
絶対極秘じゃなさそうな予感がするぜ…!
売れゆきも気になりますね。
あとどうでもいいけどメインで説明してる人が好みのタイプ。
その次。
普段あんまり縁がなかったEuropeana(ヨーロッパの電子図書館のようなもの)で図書館関係の動画を探してみた。
動画は有料コンテンツになっている場合も多いようなんだけど、
20世紀前半(1922年)のデンマーク、コペンハーゲンの図書館サービスを映した無声映像をみつけました。
当時の最先端なのかいまいちよくわからないけど、なかなかおもしろいですね。
あとカレントアウェアネスポータル(5周年おめでとうございます)で紹介されていた
訛りを記録に残すVisual Accent & Dialect Archiveのサイトはこちら。
動画形式で記録ってのも面白いよね。
口元しか映さないみたいだから肖像権的な問題も発生しなさそう。
ということで今回はここまで。
来月もがんばるぞー
広告
自己紹介
- shibagon
- ある日突然図書館司書資格関係の科目を教えることになり、司書と司書教諭の必要科目の大半を担当していました。次に図書館関連の道具を販売したり建築・改築をする仕事に転職し、図書館の機械化部門で図書館システムやらIC関係の仕事をしました。現在は大学図書館の司書(大学病院図書室、電子資料契約、RDM等の担当)として勤務。 ブログは教員のころに始めたものなので、当時からするとコンセプトは大きくずれているけど、まあよしでしょう。 博士(図書館情報学)。
ページビューの合計
このブログを検索
人気の投稿
-
本が好きで司書資格をとったはいいが、 就職先候補を探すのにどう結び付くのかわからない、 司書になるのは難しそうなので ひとまず関係のある仕事について様子を伺いたい、 結局この資格が何の役に立つのかわからない、 そんなあなたへのヒントを書きましょう。 司書資格を持つ人が興味を持ちそ...
-
さて季刊との噂もあるこのブログですが、 今請け負ってる本業外の仕事がもうすぐ片付くので 今年はもうちょっと頻繁に更新をしていけそうな気がします。 今回は仕事用に作った学校図書館向けシステム一覧表を、 一部分だけ晒してみようと思います。 会社名とシステム名、ウェ...
-
ここ最近は通信課程の講義をやっておりまして。 通学課程とは違って現職の図書館員や、逆に図書館に派遣をしてる方とか、 学校教員をやっていて司書教諭に興味を持ったとか、 いろんなバックグラウンドをお持ちの方々とお話をしておりました。 そこでいろいろ雑談をしている中で、 もしかするとこ...
-
4月から民間企業に転職して図書館様を相手にした営業職になる予定の僕です。 こんにちは。 什器とか消耗品とかシステムのご説明をすべく、あらゆる図書館に馳せ参じる次第です。 (勘の良い方だと社名がばれそうなギリギリのライン) 研究関係の転職じゃないの!? とか...
-
様々な館種の図書館への就職を目指す上で、 持ってて得する可能性があるかもしれない、 でも就職してからでも遅くないような気がする、 むしろかすってるだけでは?、 費用対効果、時間対効果を信じきれないけど気になる、 そんな資格を集めてみました。 司書だの司書教諭だの社会教育主事だのは...
思ったよりどっぷりと図書館の世界にのめりこんでいるところにびっくりしつつも、さもありなんとも思う。
返信削除同郷の図情生として、まず生きていたことがとても喜ばしいです。
よかったよ。
ツイッターフォローしといたw
イヤー立場が人を作るってホントだなぁ、しみじみそう思うよ。学生時代の授業態度とかあれだもんね。
返信削除それにしても生きてて良かったはお互い様さ。
そっちも実家とか大変だなんだろう?
もうここで会ったが百年目(実際には会えてない)ってことで同窓会やっちまうフラグだな!