所属大学にて『図書館員のための英会話』なるVHSを発見したので
授業に使えるか検討してみます。
このビデオは1997年に基礎編・応用編の全2巻セット、それぞれ¥19,000で発売されています。
基本的な構成としては以下1~3の繰り返しです(1セット3~4分くらい)
1.あるシチュエーションのミニドラマ(字幕なし/1~4往復のやり取り)
↓
2.同じシチュエーションのミニドラマをもう一度(英語字幕あり)
↓
3.Futher Study(ネイティブによる頻出表現の解説と上記ミニドラマの一部和訳)
そしてシチュエーションは以下の通り。
基礎編
1.登録
2.貸出規則
3.開館時間
4.配架案内
5.所蔵機関調査
6.禁退出資料
7.督促
8.複写
9.利用案内
10.更新(延長)
11.OPAC検索
応用編(←大学図書館、専門図書館の現職向けな感じ)
1.雑誌論文の入手
2.ILL
3.雑誌関連調査
4.所蔵調査
5.事項調査
6.CD-ROM調査
7.オンライン検索
全体を通して
「コンピュータがオンライン=特殊」みたいな世界観は時代を感じておもしろいです。
あと黒い背景に緑の文字というコンピュータ画面とかもおもしろいです。
他館の所蔵調査をしてるときに冊子体目録のみというのも時代ですね。
貴重な映像かもしれません。
話す速度もゆっくりめで、1センテンスが15単語程度のものがほとんど
使用する文法は高卒程度を基本として図書館の専門用語が混じる
といった感じなので難易度が高いというわけではないでしょう。
でも図書館のことをそれなりに理解していないと場面も理解できず
学生に対して使うのは少々難しいかもしれません。
それに構成上、繰り返して見ないとあまり意味がないことを考えると
(かなりの時間を確保する必要がありそうなことを考えると)
図書館情報学専攻の学部などのカリキュラム編成に余裕のあるところで
英語を教えるのでもなければ少々使いにくそうな感じです。
残念…。
でも古いものとはいえ現職の人には役立ちそうです。
というか現職は研修とかでどの程度やるんだろう。
そのあたりも少し気になりますね…。
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自己紹介
- shibagon
- ある日突然図書館司書資格関係の科目を教えることになり、司書と司書教諭の必要科目の大半を担当していました。次に図書館関連の道具を販売したり建築・改築をする仕事に転職し、図書館の機械化部門で図書館システムやらIC関係の仕事をしました。現在は大学図書館の司書(大学病院図書室、電子資料契約、RDM等の担当)として勤務。 ブログは教員のころに始めたものなので、当時からするとコンセプトは大きくずれているけど、まあよしでしょう。 博士(図書館情報学)。
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