今回はScienceportal(http://scienceportal.jp/)です。
司書課程的には「専門資料論」で、かるーく使うのもありかと思いまして
ここに書いておく次第です。
特に科学技術政策のページの
- 人々は、日本の科学技術に何を期待しているのか-(2010.08.20配信)
- 日本の科学・技術予算編成プロセス(2010.09.24配信)
- ポスドク問題を考える(2010.10.01配信)
- 若手研究者の声を政策に(2010.10.01配信)
このあたりはぜひ学生に興味を持ってほしいところだったりします。
僕は複雑な気持ちになる所もありますけども。
動画1つあたり約5分なのですが、すっきりわかりやすくていいですよ。
まぁね、こないだ学生に
「鈴木章さんと根岸英一さんの名前は聞いたことがあるか」と尋ねたところ
全く聞き覚えがないと言われてしまったので
学生にとってわかりやすいと言えるのかは、僕には判定しかねますが…。
なお、「科学技術政策ニュース」の配信は毎週金曜日です。
大学図書館に就職を目指す学生には
何らかの手段でアラートを使ってぜひチェックしてもらいたいものです。
その他、
インターネットの新しい調べ方「WISDOM」登場(2010.10.18配信)
なども情報サービス概論なんかで使うとちょっと授業が楽しくなりそうです。
この動画では情報通信研究機構(NICT)が開発した
Web情報分析システムWISDOM
にスポットがあてられています。
YouTubeに使い方動画が上がってたので置いておきます。
Web情報分析システム"WISDOM"
通常の検索エンジンに比べ、
「対立する概念を比較しながら一緒に表示できる」というあたりが
特に期待される機能のようです。
図書館の選書も「偏らずに対立する概念は両方集めろ」的なことは
遠い昔から言われていたはずだし、気になる技術ではありますよね。
(その辺は次世代OPACに期待したいけども「全文」のデータを取り扱えるようにならないと厳しいかもしれない)
ち・な・み・に!
こんな仕事をしながらでも時々疑問に思う
「図書館司書資格の必要性」を検索してみました。せっかくなので。
「必要派」と「不要・要改善派」に分かれて
意見が対立していないかと期待してのことです。
「図書館司書資格」「図書館司書資格は必要か」などと
入力する語のパターンを少しずつ変えてみたけど、
結果としては、いまいち気になるものは見つかりませんでした。
まだそんなに検索対象ページが多くなさそう、とか
質問に対する答えのイメージとずれたものしかヒットしなかった、とか
「肯定的な意見」は【することができる】、「否定的な意見」は【無効になる】
という文字、または語から賛否を分けているように見えたけど
それが質問と結びついていないというか…。
もっと他にいろいろ引っかかってもいいのではないか、
というのが正直な感想です。
機械学習の手法を使っているということなので、
きっと時間が経てば変わるんだろうし、
今回は想定されていない使い方をしてしまったのかもしれないし、
個人的にはこういうシステムを待ち望んでいたし、今後が楽しみです。
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