2010年3月8日月曜日

矢祭もったいない図書館の見学レポート

すっかり忘れつつあったけど、
このブログの目的って
授業を担当する教員向けの素材提供も含むんだった。

ということで
もったいない図書館に行ったときに
特徴的だと思った部分の写真を公開。

映像化するより使いやすいはず。
悪意があったりお金を取るのでなければ自由に使ってください。




入口の写真。元は武道館だったものを改装。
入口より左側は町の教育委員会スペースです。
館内地図も撮影したけど失敗してたので掲載しません。
蔵書数は約45万冊。開架スペースには6万冊あるとのこと。
選書に関しては特に基準がなく、
比較的早い段階に送られてきたものが開架スペースにあるらしい。

途中を省いた簡単な沿革はこんな感じ。
2005年12月 矢祭第3次総合計画による町民のアンケート結果から、
      「町立図書館の開設」という要望が大多数寄せられた。

2006年7月 武道館を地域開放型交流施設として改築、
     「新しい図書館づくり」が着工される。
      もったいない運動キャンペーンの一環として、
      図書の寄贈を提案したことが毎日新聞全国版に掲載され、
      寄贈図書が送られてくるようになった。

2007年1月 矢祭もったいない図書館開館(ブラウン方式)   
   8月 寄贈図書40万冊を超過したため、受け入れ停止を発表。


○現在
445,000冊(一応募集停止)、分室数25、巡回車一台(講談社からの寄贈)、職員(運営委員)14人、うち司書有資格者1名

○今後
場所の確保、司書の有資格者の協力確保が理想。
「収集」機能は一段落したので「管理」機能を強化したいという状態(館長談)。



こちらは図書館の前に停めてあった「キャラバンカー」です。
講談社から中に本を詰めた状態で、寄贈されたそうです。
画像右下のKODANSHAに注目。


巨大なガラスに寄贈をされた方のお名前が書いてあります。
お金がなくてもできることですが
誠意がないとできないことでもあります。
名前だけでは「個人を特定できる情報」にはならなかった気がするので
ぼかす必要もないと思うけど、ひとまず。



こちらはファイルされた「激励の手紙」です。
個人情報に気を使う関連上、表には出していないそうです。
本だけでなく、絵や座布団、ひざかけなども寄贈されているのには驚き。



蔵書構成データもあります。Eは絵本だそうです。
9類(小説など)が多くなるのは公共図書館の宿命だと思いますが
たぶん他所の図書館と比べると高いのでは…?
どうなんだろう(めんどくさがりなので確認する気なし)。


同じくこちらは児童書の構成比だそうです。


そのほか詳細なことなどは慶応の学生さんが今年卒論を書いたそうなので
そちらを見ればわかるかもしれません。
じっくり読んでる時間がなかったので何が書かれているのかよく知らないけど
経営面を中心に書かれてるような印象でした。


ここから下は極めて個人的な感想。
・館長がとても優しい。
 宿を紹介していただいたりご迷惑おかけ致しました。
 ありがとうございました。

・職員は皆さん優しく、驚くほど謙虚。
 これはぜひ支援したくなりますね。

・励ましのお便り多数。
 そしてそれに返信を行うこともあるという。
 この誠実なやりとりこそが次につながっているのでしょう。

・寄贈で蔵書を構成するとなると
 古い本が多いと思いきや、新しい本多数。
 1Q84があるだけで驚いてしまいました。

・同じく辞書・事典類が少ないかと思いきや、むしろ多い。
 ただし重複が多いようにも見えました。
 
・貴重本も多い。

・たとえば新聞社からCD-ROMを寄贈されるなど
 「オフィシャルなもの」もけっこうある。

・総合的に見て、
 「いらなくなった資料」ではなく「使ってもらいたい資料」が集まっているようです。
 そして名前のブランド力と誠実で謙虚な対応によって
 それがなおさら安定しているということらしいです。 

・「もったいない図書館の歌」をBGMにして
 館内の映像などを公開しようかと思ったけれど
 動画の需要がなさそうだから、
 音声が運よく手に入ったら単独で公開にします。

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