以前からご覧頂いていた方はびっくりしたでしょう。僕もびっくりです。
しかも民間企業へ転職したと思ったら見切りをつけて
今度の4月から大学の職員になるとか、
それまでの間に研究進めて論文書こうとしているとか
どうせなら今このタイミングで一人で旅行しようとか、それもまたびっくりでしょう。
いい歳して専業学生の時間がとれるなんて想像もできませんでしたが
大学院だとたまに見かけますね、そういう遠回りしてる人。
そんなわけで、
初海外、ツアーでもなく、1人で、たいして英語もしゃべれないという素敵な条件で
アメリカのワシントンDCへ1週間ほど行き、
博物館や図書館を見たり、大学のキャンパス散策してみたり、
Ingressで遊んだり、ホテルで体を鍛えたりしてました。
いかに計画通りに進まなかったかは次回のエントリーに書きますが、
何かと準備が必要なもので、同じようなことをしようとする人もいるだろうことから、
今回は旅の準備についていろいろメモしておこうと思います。
でもおじさん英語苦手だから勘違いしてたらすみませんね。
- そもそもなんでワシントンDC
Jons hopkins大学のWelch Medical Libraryとか見たら面白いかな、という思いつきからスタート。
ついでに結婚式場を兼ねるGeorge Peabody Libraryを見ても面白そうだし、ワシントンDCにも行ければアメリカ議会図書館とかNational Library of Medicineとか、スミソニアン博物館も楽しめるだろうと考え、両都市あわせて1週間滞在できるように計画しました。
しかし現地へ行った方から、ボルチモアはかなり治安が悪いし海外未経験のやつ1人には危ない、やばすぎるやめろ無鉄砲と止められ、諦めてワシントンDCへ1週間ほど滞在することにしました。
きっと救われたに違いない。長生きしたい。
- 何を見るのか、予約とかどうする?
食事には期待してないけどクラブケーキが旬らしいのでそれだけは食べよう、
あとメリーランド州にもカジノができて賑わってるとか聞くし行ってみよう、というのが今回の目的。
- National Institute of Health(NIH、アメリカ国立衛生研究所)
- National Library of Medicine(NLM、アメリカ国立医学図書館) 2015年は日本版NIHの「AMED」で日本でも耳に入る機会が多かった気がします。そして、NIHの中のNLMで提供しているPubMedにお世話になっている人も多いことでしょう。
- Library of Congress(アメリカ議会図書館) Thomas Jefferson Building、James Madison Memorial Building、John Adams Buildingの3つの建物に分かれている。
- Maryland Live! Casino カジノまでの行き方がなんだかよくわからないので、
- Smithsonian Museum 無料で入れる美術館、博物館の数々。特に、Natural History MuseumとSackler Galleryに興味をひかれる。
- その他 絶対時間ないけど、他にも美術館とか博物館がたくさんある。 個人的には、National Gallery of Art、United States National Arboretum、United States Botanic Garden、National Building Museum、The Phillips Collectionなんかがそそる。
ただ、実はNLM以外にNIH Libraryという、
United States Department of Health and Human Services(HHS、アメリカ合衆国保健福祉省)の一部職員(?)とNIHの職員用の図書館があるのでお話聞いてみたいなー と好奇心がかきたてられました。
通常、NLMの見学に関しては少人数(5人以下)なら見学ツアーの予約はなくてもよいのですが、なんだか12月と1月はあらかじめアポイントをとらないといけないようなので、観念してツアーの申請をしました。(こちらを参照)
NIHとNLMはそれぞれツアーをやっているのだけど、
どちらも13:30から始まるので、通常は選ばざるを得ないという状態のようです。
ただ、NLMへの申請時に「NIHの図書館も後学のために見たい」というコメントを書いたら、担当の方がNLMのガイドツアーの後にNIH Libraryのガイドツアーを行えるように調整してくれました。ありがたい話です。
ガイド付ツアーに参加したい場合、人数が少なければ事前予約はいらないものの、1日数回ある指定時間の20分前までにThomas Jefferson Buildingの地上階(Ground Floor)にある案内所に行く。
勝手に回っててもいいんだけど、その場合はSelf Guided ToursのページからPDFを持って行くといいかも。
余談だけれど、Information Deskで「ツアーに参加したい」と言ったらこのPDFと同じパンフレットを渡されて「Good Luck!」とか言われて送り出されたので、
案内付が良いなら"Tour(=Self Guided Tours?)"ではなく"Guided Tour"と言わなきゃ通じなかったかもなぁ…と思います。
あとGoogleのストリートビューで建物の中が断片的に見られるので、企画展やグーテンベルク聖書のコーナーには興味ないとか、お土産もいらないというのであれば、ストリートビューで足りるかも。
Thomas Jefferson Building南西部にあるトーマスジェファーソン文庫で使われている書架が、背あたりなし、単式、前後をガラスかアクリルで覆っている、というものなので 展示ケースとしていいアイテムだわぁ…と図書館マニアの心をくすぐると思う。
またそこで見られる資料カタログの分類方式にオリジナリティを感じて素敵だわぁ…とマニアの心をくすぐる可能性もある。
現地についてから日本語可のSuma Travel (須磨トラベル) L.L.C.のこちらのツアーに申し込む予定でした。
とは言ってもそもそも一人だから催行されるかどうか怪しかったわけですが。
- 情報と装備
- 基本的な情報はおおよそ以下のサイトで情報収集 >地球の歩き方(http://www.arukikata.co.jp/city/WAS/)
- ESTA ビザみたいなもの。有料(14ドル)で2年間有効。アメリカに行くなら登録必須らしい。どうやらパスポート番号と紐づけられているので入国審査のタイミングなどで確認を求められることはなかったが、念のため申請番号と申請状況がわかるように承認情報は印刷して持って行った。
- アメリカ放題 ソフトバンクでiphon6を持っていたので使用してみる。
- 海外旅行保険 何がいいのかよくわからなかったので一番人気と言われたoff!にしてみる。
- 旅レジ 海外旅行をする場合は登録する必要があると通学先からお達しがあったので登録。ついでに海外安全アプリもインストールした。
- 治安情報:Metropolitan Police Department 首都なのにそれほど治安のよくないワシントンDC。住所と期間を入力すると、どこでどんな犯罪があったかわかる便利な公式情報。
- Supershuttle 往復か片道か選んで [空港-ホテル等指定地点] を運んでくれる便利なサービス。
- ランニングシューズ 今回はトレーニングジムがついているホテルに宿泊。
- Dropbox 各種申請書の控え(PDF)や緊急時に必要な情報をまとめたリストをいつでも見られるようにDropboxの中に入れておいた。結局使う機会はなかったけど、備えあれば憂いなし。
- Google Map Google Map上で行きたい場所を保存しておいた(スターをつけた)。その時その時経路を検索するなど急な予定変更にも便利だった。
>旅行Latte(https://latte.la/travel)
>RETRIP(https://retrip.jp/)
>WashingtonDC Lifestyles (http://www.dclifestyles.com/)
「スプリント」という会社のネットワークを使用して日本と同じようにデータ通信や通話ができるサービス。現在はキャンペーン期間中のため無料かつ申請不要、端末の設定変更で利用可能。
現地滞在中にホテルから出られない状態になったときにホテルのWi-Fi使ってバンダイチャンネルでアニメでも見ようとしたら海外からは見られないという残念な事態が発覚。
ところが、このアメリカ放題加入端末からスプリントのネットワークを使用すると見ることができた。孤独を癒すためにもこれはけっこう重要な発見。
あわせてトラブルchというアプリもインストールしておいた。
しかしキャッシュレス病院のリストを見ても、ワシントンDCの病院はなさそうだったのでもっと他の保険も検討してみても良かったかも。いや見逃してるかもしれないし、後から請求すればいいだけなんだろうけど。
登録時点ではまさかメールが来るとは思いもしなかった。稀にしかない"いざというとき"きっと役立つ。
最初に予約していたホテル(North East地区)は、1カ月以内にホテル目の前で強盗があり、周辺の道路でもちょくちょく軽・重犯罪が発生していたのでやめました。怖い。
やはりNorth West地区の方が安全みたいです。
インターネットで航空便などを詳細に入力するとおおよそのピックアップ時間が決められる。帰路のホテル → 空港を乗合で予約したところ、帰国日早朝にホテルへ「ちょっと早めに行くよ」みたいな確認の電話がかかってきた。
ろくに英語がしゃべれない僕でもわかる程度の言葉でしゃべってくれたので安心。
ジムを使う場合は室内用のシューズが必要で、一般的にもレンタルサービスとかはないらしいので持参した。
そんなわけで、これだけ頑張って準備をしたにも関わらず、
到着初日に大雪警戒による公共交通機関停止が宣言されて台無しになった悲しい日記(次回)に続きます。
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