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今月興味深かったのは"Occupy Wall Street"に図書館ができたってニュース。
医療テント、「図書館」も出現/47News:2011.10.22のエントリ(1分42秒)
動画のオリジナルはロイター通信のもの。
Occupy Wall Street - Library and March(リンク先はYouTube)という動画を見てみたんですが、
どうやら9月30日には図書館らしきものができていたみたいです。
The NewYokerのブログによると、きちんと訓練された司書はいるが、誰が何を借りたかチェックしていないらしい。
そのため人気本が何なのかはっきりはしないけど
マンガは飛ぶように人気がある、という状態らしいです。
政治とか経済とか思想の本ではないのか…。
日本では長期的なデモってあんまり聞かないので
比較対象がよくわからないんだけれど、僕が思いついた派遣村関連では、
「年越し派遣村」のニュースを機に図書館海援隊が作られたみたいな話しかみつからなかったです。
それにしても
金融系のビジネス書が置いてあったら燃やされそうなもんだけど、
そんな資料がないか、意外と冷静なんだろうか。
利用状況を見ないとわからないけど、気になります。
今月はニュース分が多めですが、
造本装幀コンクールの話題もニュースになってましたね。
千代田図書館 美しい本がいっぱい/tokyomx(YouTube:2011.10.25 投稿 1分07秒)
東京国際ブックフェアでも展示されていたような気がします。
(去年の入賞作品だったか、今年のノミネート作品だかは忘れたけど)
あと、上の動画内で見られた切断面が青く染められた本は
「もうすぐ絶滅するという紙の書物について」(ウンベルト・エーコ著)です。
個人的には、
先日図書館で借りたけど読んでいる暇がなくてそのまま返してしまった本です。
やっぱりあれは特殊な「装丁」だったのだね。
Amazon.co.jpみたら
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2011年「第45回造本装幀コンクール」(主催:(社)日本書籍出版協会・(社)日本印刷産業連合会)で、
最高賞である文部科学大臣賞、日本書籍出版協会理事長賞をダブル受賞!
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とか書いてありました。
「タイトル」「著者」も気になったから借りたんだけど、
やっぱり手に取るためには「装丁」も大事な要素ですね。
地震直後の手書きの『石巻日日新聞』、米国の報道博物館へというニュースをカレントアウェアネスポータルで見て、
報道博物館“Newseum”の動画を探してみました。
一例はこちらです。
Newseum/nsiderPerks(YouTube:2009.8.16 投稿 3分14秒)
歴史の重みに触れるアイテム満載の予感。どのように飾られたんだろう。
関係はないけど、
関連動画として「International Spy Museum」なるものが挙げられていて、
妙に心をくすぐられました。博物館楽しい。
次は笑顔でハロウィン用のカボチャを加工する動画。
NYPL Pumpkin Carving: Happy Halloween!/NewYorkPublicLibrary(YouTube:2011.10.26 投稿 2分07秒)
NYPL(ニューヨーク公共図書館)じゃなければスルーするところです。
そしてNYPLのシンボルマークをかたどったことに気付くまで
だいぶ時間がかかってしまった。
図書館の中では火気厳禁の可能性が高いし、
カボチャに火をいれるイベントなんてやるのかな… うーん…?
と、思いNYPLのウェブサイトを見たら、
イベントを検索するページにいろいろ載ってました。
検索結果はこちら。
いずれ見返すと内容が変わっているかもしれないけど、
僕が2011年10月31日に確認した限りでは、
「Monster Movie Fest」とか、「Halloween Arts & Crafts」とかやってますね。
そのほか、Halloween用に「千と千尋の神隠し」のレビューが書いてあったりします。
結局、火を使うイベントをやるのかはわからなかったものの、
ハロウィンに対して全力である心意気は伝わりました。
あとはGoogle が作ったWebGL Bookcaseが面白かったです。
Chrome Experiment - WebGL Bookcase/Google(YouTube:2011.10.11 投稿 35秒)
気になる方はWebGL Bookcaseを試してみると良いですよ。Chrome以外のブラウザで動くのかはよく知らないですが。
その他
- 本型のベンチStack of Books Benchにぐっときた。しかし高い。あと重そう。
- それはまるで本の巣箱、“Little Free Library”がシラキュース大学にも(米国)(カレントアウェアネスポータル)がかわいい。
- ドラッグやアルコール等の情報提供に特化した図書館が開館(チリ)(カレントアウェアネスポータル)のことが気になって、写真や動画をググってみるも見つからず。“Bibliodragas”をググると0件。どうもそこの図書館のニュースはここに掲載される様子なのだけれど、写真とかないのですよ。どのみち資料が専門に特化しているだけで、驚くような写真はないかもしれないけど。記事中の写真を見る限り中毒者が暴れることを想定した頑丈な作り、ってわけでもなさそうだしなぁ。
さて、近況としては
「シラバス18種作成 ~仕事を減らすように頼んだら増やされたでござるの巻き~」の一言で、
なんかいつまでたっても楽にならないという謎。不思議。
担当科目の新カリキュラム対応はこつこつ準備してたけど、なんだかねぇ…。
若さと体力をとりえに仕事に就いた僕なので、これからもその二つを削って頑張ります。
ちなみに次回は先日取材に行った自費出版図書館の話をまとめる予定です。
途中までは書いてあるけど、まとまった時間がとれなかったものでして。
ともあれ今回はここまで。
また次回をお楽しみに。
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