勤務先は、
大学図書館の分室という位置づけでもあるためか
毎月会議の場で入室者数等を報告し増減理由の説明を求められます。
赤外線センサーでカウントする機械と、
図書室スタッフのいない時間に部屋を解錠するためのIC認証のログを
根拠として数字を出すのですが、
無人開室時間の数字がなんだか増えている(前年比1.5倍くらい)。
ここ最近は看護師さんたちが研究をスタートするシーズンのためか
文献の複写依頼が多かったけど、
引き渡しはスタッフのいる時間だけだし、貸出冊数・人数とも減っている。
つまり図書室で提供している主なサービスの影響ではなさそうなのです。
どうにも不思議なので、
最近少しだけ多かった残業の際に観察していたら
何人もの医学実習生が、
ホッチキスで紙を綴じては出ていくという奇妙な光景が。
どうも実習中に出された課題の提出のようなのだけどね、
滞在時間にして1分以内、入る→綴じる→出る、で入室者増、という様子でして。
これはもしや入室者数を増やすためには
「冷やし中華はじめました」のようなノリで、
この季節には「ホッチキスあります」とか書いて貼っておけば
数字は増えるかもしれないってことなんでしょうかね…?
それにしたって
「図書館ならではのサービスで利用者を増やすことこそが大切」みたいな感じもあり、
邪道な感じが拭えません。
拭えませんが、「入室者数増」を至上命題にされた日には、
効果が謎だとしてもやらないとは言い切れないなぁ…。
くだらなすぎて忘れそうだからここにメモしておくけれど、
正攻法の図書館サービス強化で利用者増を目指すことだけは
司書職として忘れないようにしておきたいものですね。
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