前回の記事で書いたTEPIAに行って片っぱしからビデオを見てきました。
前回リストに挙げた中には、現地でも見られないものや(消された?)、
単なる製品紹介、仕事には関係ないものもあったので
そのあたりは以下には書きません。
あと調べてみたら
サイエンスチャンネルでストリーミングが可能なものもあるので、
それについてもメモをしておきます。
(手軽に利用可能な方がいいからね)
科学の殿堂(2) 永遠のフロンティア~人間を見つめた情報学~ 情報学者 長尾真/文部科学省 科学技術政策局(サイエンスチャンネル:2005年 約29分)
現国立国会図書館長の
性格、科学者としての生き方・考え方にスポットが当てられた作品。
中高生も見ることを想定して作られているようなので
研究領域(画像認識・自然言語処理等)についての解説は少なめでシンプル。
図書館の話は直接的には出てこないけど、
図書館の存在意義や目指すべき方向性について考える際には学ぶべきところが多い。
「司書」についてではなく「情報学(図書館情報学含む)」の勉強をする学生や、
研究をしていて行き詰ったときなどにおススメの一本。
未来を創る科学者達(56) 非接触ICカードが拓くネットワーク社会~椎橋章夫~/文部科学省(サイエンスチャンネル:2003年 約29分)
Suicaを作った方に焦点を当てたビデオ。
インタビューを中心としたSuica開発秘話という感じ。
図書館は直接関係ないけど、
「ファラデーの電磁誘導」や「レンツの法則」をわかりやすく解説しており
ICタグの原理(特にパッシブタグ)を知りたければ見てもいいね。
高校生にも理解できるように作られているようだし、
身近でとっつきやすい話なので単純に見てておもしろい。
生まれ変わる古紙/日本製紙(株)(TEPIAビデオライブラリー:2000年 約12分)
管理番号87番。
ナレーション付きで時間も手ごろ、授業で紙にこだわる必要はないけど
図書館業界の教養として見ておくには手ごろなビデオ。
古紙再生工程は以下のような感じ。
家庭から資源ごみとして出される→古紙問屋が選別する→製紙工場に運ばれる→
パルパーという機械で溶かしてパルプにする(温水や薬品と混ぜてどろどろに)→
プラスチック・ビニール・金属などのごみを取り除く→
フローテーターでインクを取り除く→古紙パルプへ。
最後の3分くらいで製紙工程の説明もある。
知識を得るには制作元の日本製紙の広告ギャラリーとか見た方が自由度があってためになるかもなぁ、と思ったり思わなかったり。
ついでに視聴数TOP10として挙げられていた
『携帯電話ができるまで』(管理番号3249番)
『アスリート解体新書 トランポリン ~宙を舞う秘密~』(管理番号3729番)
『豊かな未来を照らす光 SPring-8』(管理番号3849番)
なども見てきました。感想は細かく書かないけど面白かったです。
動いている機械を見るのが好きなので、
『旋盤作業』とか、自分と全く無縁なビデオも見ようかと思ったけどさすがに疲れたので断念。
暇を持て余した時にでも見ることにしよう。
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自己紹介
- shibagon
- ある日突然図書館司書資格関係の科目を教えることになり、司書と司書教諭の必要科目の大半を担当していました。次に図書館関連の道具を販売したり建築・改築をする仕事に転職し、図書館の機械化部門で図書館システムやらIC関係の仕事をしました。現在は大学図書館の司書(大学病院図書室、電子資料契約、RDM等の担当)として勤務。 ブログは教員のころに始めたものなので、当時からするとコンセプトは大きくずれているけど、まあよしでしょう。 博士(図書館情報学)。
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