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2012年1月5日木曜日

「メタデータとは何か」を説明するための小道具

16科目分のシラバスを書きあげ、
早速ひと仕事終えた清々しい顔をした僕です。

新年あけましておめでとうございます。

今年一発目は、先日ゼミの忘年会で伝え聞いた小ネタです。


タイトルにある「メタデータ」とは、
"データについてのデータ"などと説明されることが多いのですが、

個人的には、
図書における「著者名、タイトル、出版社、…」とか
動画における「再生時間、ファイル形式、…」とか

検索する際の手がかり(キー)として使える情報とか、
「特定の対象」を識別・判別する際の基準として使える情報とか、
管理上忘れてはいけないから記載しておかなければいけない情報とか、

そういったものを指している用語だと認識しています。
正確ではないですが。


で、このメタデータの重要性をインパクトのある形で伝えるために
用意するのはごく普通の"ペットボトル飲料"です。


流れとしては、


1.ペットボトルを受講者に見せる

2.突然ペットボトルのラベルをはがす

3.「ラベルをはがしたら中身がなんだかわからないでしょ?
  このラベルに書かれている情報がメタデータです!」みたいな説明をする。

4.みんなが納得する


こんな感じらしい。


国立の某情報資源収集機関の情報検索系講習会で行われた説明だそうで、
しかも講師はその筋(図書館での検索系の方面)で有名な方なので、
これは参考にさせてもらうしかないと思ってメモした次第です。

残念ながらこれ以上の詳細は聞きそびれましたけど。


日常よく目にするアイテムであるうえ、
わかりそうでわからないモヤモヤ感とかが惹きつけるポイントなんでしょうか。

固体の場合「ガワ」を外してもある程度モノがなんだか識別できる気がするし、
それに液体であっても瓶のラベルは剥がしにくいし、
缶に至ってはどうにもならないし…

やはりペットボトルを採用したことに必然性はあるのでしょうね。


実際にやるなら色つきの液体の方がインパクトありそうだし、
コーラあたりがベストかもしれないですね。

コカコーラのレシピ小話もつけたら場の空気も和むかな?
(参考画像:コカ・コーラのレシピがこの中に… 製法の保管庫公開(asahi.com)

データとして付与できないメタデータもある、みたいな小話もつけちゃうとかね。



その他、
メタデータにも「記述メタデータ」とか「管理メタデータ」とか「構造メタデータ」とか
いろんな種類があったはずなので(もちろん分け方は他にもあるけど)、

ラベルに記載されている各種項目が
それぞれどの種類のメタデータなのか分けてもらったら面白いかもしれないですね。

うーむ、しかし授業としては脱線しすぎか……?

どこまで遊び尽くすかは検討しなきゃいけないようです。



いやー こんなにワクワクして一年が始まるなんて幸先がいいですね。

さて今年もいろいろ頑張るかー

6 件のコメント:

  1. htmlに書く<meta>~</meta>の意味がよくわかりません。
    よかったら簡単に教えてください。

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    1. わーい コメントがついたー

      htmlに書く<meta>~</meta>については、
      「このページってどんなの?」という情報を書くものみたいです。
      その情報を使って検索時の役に立てたりしているようです。
      2nd New Houseさんの
      METAタグの機能(http://www.nirui.com/2nd/yuu/html/meta.html)などを参考にされてはいかがでしょう?
      あまり詳しくないので簡単ですみません。

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  2. とても参考になりました。
    資料組織の授業を担当していますが、
    元図書館員で、研究者にもなれず、人前で話すのも苦手、
    向いていないように思い苦難を感じます…。
    私も皆が興味を持てるような授業をしたいです。

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    1. 授業お疲れ様です。ご苦労はお察しします。

      僕が教員として仕事を始めたときは、
      突然準備時間0で授業を任され
      睡眠時間をガリガリ削りながら仕事をした経緯があります。

      いやぁ思い出したくないですね。

      研究者としては決して目が出ておらず、実務経験があるわけでもなく、
      学生時代は不真面目に生きていましたし、
      授業を面白くしようと日々工夫してはいますが、
      「何で自分がこの仕事を続けているのか? 図書館情報学教育はこれでいいのか?」と苦悩をすることも未だにあります。

      でも着任した以上やれることはやっていきたいですよね。

      きっと現場の話と絡めて
      頑張って工夫をしていけば皆がついてくる授業になりますよ!
      応援してます!

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    2. お忙しい中お返事を頂きありがとうございます。
      私も、自分にできることをひとつづつ丁寧に学生さんに
      伝えていく努力をしていきます。
      寝ている学生も多いのですが(泣)
      また、こちらのブログ更新も楽しみにしています♪

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  3. このコメントは投稿者によって削除されました。

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