Q:新しい図書館サービスを書きなさい

2010年1月21日木曜日

t f B! P L

つい昨日「図書館サービス論」という科目のテストをやりまして。

100点満点の枠外に位置づけた、+α点になる「おまけ問題」を出しました。

問題は以下の通り。

問.日本の図書館で行なわれていないと思われる新しいサービスを考えなさい。
ただし、既存のサービス、実現不可能なサービス、図書館にふさわしくないサービス等は得点対象外とする。


現役図書館員でも頭を抱えそうな問題なので、「おまけ」の位置づけです。

そして学生から寄せられた意見としてはこんな感じ。
・ドリンクバー付きにする
・マンガを置く
・個室を予約制にする
・マッサージチェアを導入する
・ホームレス対策でシャワー室を設置する
・寝られるスペースが欲しい

託児所化・漫画喫茶化をして快適空間にしたらもっと利用者が増えるんじゃないのか?ってことでしょう。
というか公共図書館にはマンガも置いてあったりするのに。図書館行ってくれよ。

そんな中で一番おもしろいなぁと思ったのは
資料の予約を行なった利用者限定でドライブスルー貸出を可能にする」という意見ですね。
実現可能性・新規性・ふさわしさの点でグッときた。頑張ればやれる範囲だと思います。
現役図書館員じゃないから費用対効果はちょっとよくわからないけど。

あとは「図書館員の仕事ぶりを知ってもらう体験図書館員講座を作る」なんてのもありました。
でもコレは中学生の職業体験とかでやってる所あると思います。うちの弟もやってたし。
そして司書資格を取ろうとする学生のための実習場所さえ
確保できないであろう(研修生の相手をする余裕がなさそう)現状では厳しそうです。
いいアイディアだとは思いますが。

と、いうわけで新しく図書館サービスを考えたい方は参考にしてみてはいかがでしょう。

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自己紹介

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ある日突然図書館司書資格関係の科目を教えることになり、司書と司書教諭の必要科目の大半を担当していました。次に図書館関連の道具を販売したり建築・改築をする仕事に転職し、図書館の機械化部門で図書館システムやらIC関係の仕事をしました。現在は大学図書館の司書(大学病院図書室、電子資料契約、RDM等の担当)として勤務。 ブログは教員のころに始めたものなので、当時からするとコンセプトは大きくずれているけど、まあよしでしょう。 博士(図書館情報学)。

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